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[シンガポール 5日 ロイター] 5日のアジア通貨は、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え小動き。
ただ、インドネシアルピアと韓国ウォンは、ドル流動性ひっ迫懸念の再燃で売られている。
インドネシアルピア<IDR=>は、対米ドルで約1.9%安の1万1950ルピアまで下げる場面があった。
ドル不足懸念から投資家がドル買いに動いたことが背景。
あるトレーダーによると、市場ではドルが不足しており、インドネシア中銀がルピア支援介入を
実施しているが、ドル売りの規模は小さかった。
ドル短期金利の上昇に加え、ドルが幅広い通貨に対して買われていることも、ルピアを一段と
圧迫している。
ウォン<KRW=>は前日比0.5%安の1385.9ウォンまで下落。ある政府高官が、韓国はさらに
外貨流動性のひっ迫に苦しむ可能性があるとの見方を示したとの報道を受けた。
昨年、金融危機の影響でアジアの大半は米ドル不足に見舞われた。最も影響が大きかったのは
韓国で、外国人投資家が引き揚げるなか、ウォンは1年間で25%下落した。
アジアの銀行間市場ではドル調達コストが低下傾向にあったが、金融セクターの業績懸念が
高まり、今年に入り緩やかながら上昇に転じている。
フィリピンペソ<PHP=>は1米ドル=47.39─47.65ペソで推移。投資家は、ECBの金利
決定を控え米ドルの動向に注目している。
*0535GMT(日本時間午後2時35分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.5082
台湾ドル 33.653
韓国ウォン 1381.50
タイバーツ 34.92
フィリピンペソ 47.39
インドネシアルピア 11850.00
インドルピー 48.82
マレーシアリンギ 3.6185
人民元 6.8343
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