09/02/03 20:19:45 還 4PHhDrEx BE:1452897296-2BP(213)
>>98
まずは、スワップ期限の延長が認められるかが焦点ですね。
★スワップの仕組み★
市中銀行が、外貨建て債務を償還する為にドルを必要としていたわけですね。
市場の環境悪化により、海外のインターバンク(銀行間市場)などで韓国系銀行が
ドルを調達することが困難になりました。
この場合、為替市場でウォン売りドル買いをして、ドルを調達するしかない訳です。
これを行った場合、ウォン売りの急増でウォン安が進むことになります。
これを回避する手段として、韓国銀行が市中銀行の持つウォン建て資産などを
担保にドルを貸し出したということです。
FRB→→→韓銀→→→市中銀行→→→外銀など
ドル ドル ドル返済
今回、期限の到来により、逆転の動きが発生しますが
外銀が韓国の市中銀行にドルを貸してくれない為
外銀×××市中銀行→→→韓銀 →→→FRB
ドル ドル
市中銀行は外銀からドルを調達出来ない為に、為替市場でドルを調達するか
融資期間を延長して貰うしかないということになります。
★為替とスワップの関係★
韓国の場合、為替が完全自由化されていませんので、売買は一旦、 銀行などを経由
することになります。
企業や個人→→→→→市中銀行→→→→為替市場
ドル買い ↑↑↑ ドル買い注文が減少
韓銀がドルを供給
企業の外債償還に伴うドルや決済に伴うドルを、銀行がスワップを利用し、代わりに
はき出すことで、為替市場へのドル買い注文が減少
全体的なドル買い圧力が低下し、実質的に介入と同様の効果が見込めます。
11月後半以降、為替の動きが緩慢になっているのは銀行にドルが供給されたことで、
為替市場でのドル買いが減少している事に起因すると思われます。
また、現物でのウォン買いドル売りをするのには、ウォンの現物を必要とします。
外国人のキャピタルフライトが進み、ウォンを持つ投資家が減少していることも ウォン売り
ドル買い圧力低下要因でしょう。
そして、株式連動の動きは、NYの暴落で発動します。これはリスクの高い保有株式を投げ
うる動きが発生する為で、韓銀の想定量を超えるドル売りが発生し 銀行のドルが枯渇する
事に起因すると思われます。