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3日付北京科技報などによると、中国初の月探査衛星「嫦娥1号」は間もなく任務を終え、
月に落下させる予定だ。最後のデータを得るためで、北京大学の焦維新教授などによると、
日本の「かぐや」が観測する可能性が高いという。
「嫦娥1号」は2007年10月24日の打ち上げで、月軌道への投入は11月5日。設計寿命は1年と
されていた。「かぐや」は同年9月14日の打ち上げで、月軌道への投入は同年10月4日。設計
寿命は1年1カ月。
衛星の寿命を決める大きな要因は、姿勢制御や軌道修正に使う推進剤の残量や太陽電池
パネルの耐久性だ。寿命には「余裕」を見込んでいるが、地上からのコントロールが不能
になると有用な情報を得ることができなくなるため、月周回衛星ではこれまでも、日本の
「ひてん」などのように月に落下させ、衝突時の振動や光までを「最後のデータ」として
観測することが行なわれてきた。
北京大学の焦維新教授は、嫦娥1号の「最後の任務」を最大限に活用するため、日本と協力
して月周回軌道にある「かぐや」を利用することになるだろうと述べた。嫦娥1号を月に衝突
させることにより得られるデータは両国が共有するという。
写真は、嫦娥1号が07年11月26日に撮影した月面の写真。アルフォンスス・クレーターの一部
にある嫦娥クレーターが写っている。嫦娥クレーターは幅1キロメートル、長さ3キロメートル。
(編集担当:如月隼人)
サーチナ 2009/02/03 17:28
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写真
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嫦娥参考写真
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