09/02/01 19:18:43
紙幤を服の中に入れたまま洗濯機にかけてしまったらどうなるか--。
洗濯機から取り出して乾かし、また使うことができるだろうか。カギは紙幤が水と洗剤に
どれだけ耐えられるかだ。
本紙は外換銀行の協力を得て我が国を含む世界主要紙幣6枚を洗濯機に入れて実験してみた。
韓国の1万ウォン券、アメリカ10ドル券、日本1000円券、中国100元券、オースト
ラリア10ドル券とヨーロッパ16カ国が共同で使う10ユーロ券だ。外貨は1万ウォンに
いちばん近い価値を持った券種を選び、実験対象はすべて外換銀行が選んだ最上級の新券と
した。
結果は、オーストラリア10ドル券が最も状態が良かった。綿繊維より耐久性が強いポリ
マーの特性により洗濯前と後の紙幤状態がほとんど同じだった。綿繊維紙幤5種を比べると、
アメリカ、日本、ユーロ、韓国、中国の順だった。
実験は2度にわたって行った。1回目は6種の紙幤を洗濯用ネットに入れた後、水で50分
間、洗濯、すすぎ、脱水した。水量は「小」、水勢は「弱」とした。洗濯後、乾かしてみる
と少しずつしわができるくらいで、紙幤の印刷状態には損傷がなかった。2回目の実験では
洗濯ものと一緒に入れて洗剤と漂白剤も少し入れた。ほかの条件は1回目と同じだった。
その結果、1回目の実験と違い、一部の綿繊維紙幤の印刷状態に微妙な変化が発見された。
洗剤が紙幤の表面と化学作用を起こしたからだと分析される。10ドル券と1000円札の
場合、しわは生じたが印刷状態はそのままだった。特に10ドル券は綿繊維紙幤5種のうち、
しわがいちばん少なかった。外換銀行貨幤鑑識専門家であるソ・テソク部長は「ドルと円は
相対的に粒子がきれいな用紙を使っており、印刷の安全性が高いものと判断される」と話し
た。
10ユーロ券と1万ウォン券のホログラム(光るシルバーの絵)は、一部の成分が洗剤で洗
われてしまった。偽、変造を阻むための装置であるホログラムは、見る角度によってさまざ
まな絵が見えなければならないのに、洗濯後には鮮やかには見えなかった。1万ウォン券は、
ホログラムから韓半島の地図が消された。ソ部長は「ホログラムは非常に敏感な成分を使う
ため、洗剤に対する抵抗力が強くない」と話した。
中央日報 2009/02/01 15:25:04
URLリンク(japanese.joins.com)
写真
URLリンク(japanese.joins.com)