09/02/01 15:48:14
経営再建中の「わたらせ渓谷鉄道」(本社・みどり市)の応援ソングを収録したCDの売れ
行きが好調だ。昨年九月の発売から半年足らずで当初制作した千枚のうち八百枚以上が売れ
た。鉄道の経営状況は依然厳しいが、販売元は「歌を聴いて、鉄道に乗りたいと思う人が増
えればCDを作ったかいがある」と話している。 (加藤益丈)
応援ソングは「わたらせ」で一枚千円。都内で活動する在日コリアン三世のシンガー・ソン
グライターのRUNG HYANG(ルンヒャン)さんが二〇〇六年秋に初めて同鉄道に乗
った際、車窓から見た沿線の情景を歌にした。
桐生市黒保根町の特定非営利活動法人(NPO法人)「グループ28」がCD化し、同鉄道
の大間々駅や相老駅などで販売中。「駅名が入っていて身近に感じる」「歌を聴いて乗りた
くなった」という声が購入者から寄せられているという。
売り上げの一割は枕木にレールを固定する「犬くぎ」の購入費として同鉄道に寄付する計画。
二月二十一日に桐生市のベーカリーカフェ「レンガ」で開かれるルンヒャンさんのミニコン
サートで、完売したものとして十万円を手渡す。同鉄道の松島茂社長は「ありがたい」と話
している。
東京新聞 2009/02/01
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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「わたらせ」を熱唱するルンヒャンさん=栃木県日光市で