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民主党、民主労働党、進歩新党、創造韓国党の野党4党と400余りの団体で構成される
「民生民主国民会議」は2月1日、ソウルの清渓広場で反政府ろうそく集会を開く。同会議
は昨年、でたらめな扇動で国をがけっぷちに追い込んだ米国産牛肉輸入反対ろうそくデモ
を主導したか、デモに積極的に加担した勢力を集めてつくった団体だ。参加団体には、
全国教職員労働組合（全教組）、全国農民会総連盟、参与連帯、民主社会のための
弁護士会（民弁）、言論労組などが名を連ねている。
民主労働党や進歩新党はもともと街頭デモや違法ストライキを頻繁に起こす団体を勢力
基盤としている政党だ。しかし、民主党は1998年から2007年まで10年間、政権政党の座に
あり、現在は最大野党として政権奪還を目標に定めている。そんな民主党が反政府または
親北朝鮮のデモグループと手を結び、「暴力殺人鎮圧糾弾、李明博（イ・ミョンバク）
悪法阻止のための国民大会」という政府打倒集会を開くというのだから、同党は政権奪取
を投票以外の方法で成し遂げようとも考えているようだ。民主党のホームページには
「李明博政権に本領を見せつけよう」と集会への参加を呼び掛ける広告が掲載されている。
民主党の丁世均（チョン・セギュン）代表は29日、参加団体の代表らとの共同記者会見で
「民主勢力が力を結集してくれてありがたい」と述べた。団体代表は「民主党が悪法阻止
闘争を提案し協議を進めている最中に竜山での惨事（再開発地域住民による立てこもり
現場での爆発火災）が起きた。力を合わせていく」と語った。民主党が反政府デモの団体
と連帯することを決め、同党から合同デモの開催を提案し、今回のろうそく集会が実現
したという。
昨年のろうそくデモで、民主党は、盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権が米国産牛肉の輸入再開
を約束したことから現場でデモ隊の冷たい視線を受け、デモ隊の後ろをついて回ることで
満足するしかなかった。それで今回はデモ参加者とともにろうそくを掲げようとしたようだ。
民主党が反政府デモ専門団体と街頭に繰り出すことは、政党としての存在理由を自ら否定
する行為だ。政党の基本機能の一つは、街頭での対立や衝突を国会に持ち込んで解決する
ことだ。しかし、民主党は街頭での出来事を街頭で解決しようとする路線を歩んでいる。
当面はデモ団体が10年来の与党から野党に転落した寂しさを和らげてくれる友人になる
かもしれない。しかし、いずれ民主党は党内にまで勢力を伸ばしてきた彼らに内部まで
明け渡す立場に追い込まれる可能性が高い。歴史上の政党の自殺事例は常にそうした道を
歩んできた。国がどうなろうと、違法デモと暴力ですべてを解決しようとする反政府・
反政治団体と一心同体になった民主党を誰が与党に代わる政権勢力と考えるだろうか。
（朝鮮日報 2009/01/30 10:10:10）
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