09/01/28 09:11:19
世界知的所有権機関(WIPO)が27日に発表した2008年の特許の
国際出願件数(速報値)で、中国通信機器大手の華為技術が
中国企業として初めて首位に立った。07年に日本企業で初の
首位となったパナソニック(旧松下電器産業)が2位に転落し、
1年でその座を譲り渡した。中国は国別の件数ではまだ6位だが、
前年比11.9%増と急伸しており、「知的財産大国」に脱皮しつつある。
華為技術は携帯電話の端末や基地局のシステムなどに強く、売上高の
7割以上を海外で稼ぎ出している。特にアジアの発展途上国でシェアを
急拡大している。国際出願は複数国での特許取得を簡素化する制度で、
同社は国際展開とともに積極的に制度を活用。06年は13位、07年は
4位と年々順位を上げていた。
日本勢ではトヨタ自動車が6位から4位にランクアップして健闘した。
ただ、国別の伸びは前年比3.6%増にとどまった。金融危機で景気が
落ち込む先進国は各国とも不振で、特に米国は1.0%減とマイナスに転じた。
ソース:NIKKEI NET
URLリンク(www.nikkei.co.jp)