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大船渡市は２６日、隔週に減便されていた大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ外国貿易コンテナ航路が、
３１日から当初計画通り週１便に戻されると発表した。原油価格の下落や、
大型船への切り替えにより効率運航が図られる―として韓国の船会社が決定した。
円高や世界的な不況の影響で２００８年度の貨物量は前年同期比５６％（昨年１２月末現在）に落ち込んでおり、
貨物確保の取り組みが課題だ。
コンテナ航路は０７年４月に開設され、当初は週１便で運航されていたが、韓国の船会社が原油高で、
貨物量の少ない港への寄港回数を減らす方針を採ったため、昨年４月から隔週運航となっていた。
週１便の復活は、原油価格の下落に加え、
現在のコンテナ船より総トン数で約１万トン上回る大型船「グリーンエース」（１万８３３７トン）の就航が要因。
積載能力も倍以上増加するほか、航行速度も向上し、効率的な運航が可能になる。従来通り毎週土曜日の寄港。
０８年度の貨物量は昨年１２月末現在で６７８ＴＥＵ（１ＴＥＵ＝約２５トン積載コンテナ１個）と、
前年同期の５６％。寄港回数が半減したことに加え、円高で主力の水産物輸出が伸び悩んだことや、
景気低迷で内陸部企業からの貨物量が激減した。
甘竹勝郎市長は「毎週寄港という市の要望がかなって非常に良かった。この経済情勢で大変ではあるが、
あとは貨物確保に全力を挙げたい」としている。
岩手日報
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