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国際的な圧力団体が韓国当局者に交渉を強要し、Hebei号の二人の保釈を実現
2009年1月23日金曜日
Hardeep Singh
デモンストレーション、マスコミによる報道、YouTubeビデオ、Blog記事などによるオンラインでの嘆願によって、国際的な圧力が高まる
ロンドン発:この問題は12月8日、シーク教ネットワーク協会(Network of Sikh organisations)によって、駐英韓国大使に
提示された。コマンダー勲所持者でもあるシーク教ネットワーク団体の指導者Dr.Indarjit Singhは、国際的な海運団体に
Hebei Spirit号の二人の船員の問題について働きかけていたが、Chawla船長とChetan航海士に言い渡された、
それぞれ18ヶ月と8ヶ月の禁固刑と重い罰金刑は、国際的海運団体の凄まじい反応を招いた。
一審での無罪判決を受けていた彼ら二人に対するこの判決は、韓国当局の中傷による冤罪であるとの印象を与えられたためであろう。
Hebei Spirit号事件とは 韓国史上最大の環境災害事件である。満載時26万積載トン級タンカー・Hebei Spirit号に、
荒天下を3隻のタグボートによって牽引されていたサムスン重工のクレーン船が、一隻の脱落によって衝突、15万トンもの
重油を韓国の西海岸に漏洩させた。
ITWF加盟の様々な組織のメンバー、インド全国船員組合(NUSI)、独立タンカー船主連合、インタータンコ、シンガポール海運協会、
Hebei Spirit号の船主であるV Shipsなどの抗議団体は、韓国の二審判決に対する失望を表明した。
シーク教ネットワーク協会の報道官であるHardeep Singh氏は1月15日、Chawla船長の奥さんと家族から船長と一等航海士に
対する保釈申請が受理されたとの連絡を受けた。NSOに対する電子メールで、彼女達は『神の恩寵と協会の方達のご尽力で、
私達は一歩目を踏み出すことが出来ました。感謝の言葉もありません。彼らの自由を勝ち取るために、さらなる協力をお願い
いたします』と、保釈受理に対する喜びを語る。その後、Hardeep Singh氏はChawla船長とも話し、協会は世界中の組織と
連帯して、彼ら二人を自由にするための国際的な運動を支援すると約束した。
保釈受理は明確な第一歩ではあるが、Hebei号の二人が身の潔白を証明され故国に帰れるようになるまでには、さらなる
長い道のりが必要とされている。韓国最高裁に移された訴訟手続きはいらだたしく、Hebei号の二人と彼らの家族にとって、
さらなる試練となるという見方を、国際的海運団体は示した。
「Hebei Spirit号の二人の船員は、保釈によって出獄した。これは彼らの無罪を勝ち取り、韓国から出国するための
1つの段階である」船主であるV ShipsのCEO、Bob Bishopはそう語る。
「我々の目的はHebei号の二人の無罪判決と本国への帰還であり、これが達成されるのであれば抗議を取り下げる用意が
出来ている。夜明けが近いことは間違いないが、必要であるのならばいつでも抗議を再開する準備も出来ている。
しかし、今は時を待ち、1月23日に予定された在ロンドン韓国大使館前での抗議集会は中止していただきたい」
彼はHebei号船員解放運動が、インド政府による支援を受けているだけではなく、複数の世界的な運輸団体の支持による
国際的なキャンペーンであるとも付け加えた。
この件はサムスンに対する国際的なボイコットの可能性に加え、インドと韓国政府間の外交に対する、潜在的な亀裂に
なりうる事案として、慎重な目で注目されている。
The Panthic Network(英文)
URLリンク(www.panthic.org)
和訳協力:借りてきた猫車@スティルルームメイド ◆NuKoZMtnXM さん
【国際問題・Hebei Spirit号】「船乗りにとって、これは地獄であり嵐でもある」[01/13]★3
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