【西日本新聞社説】「福岡-釜山友情」日韓の地域連携モデルに[1/26]at NEWS4PLUS
【西日本新聞社説】「福岡-釜山友情」日韓の地域連携モデルに[1/26] - 暇つぶし2ch1:はらぺこφ ★
09/01/26 14:53:00
今年は「福岡-釜山友情年」である。福岡市と韓国釜山市が行政交流協定を結んで
20周年となる節目の年だ。

友情年は、両地域の産学各界の代表23人で構成する提言機関「福岡-釜山フォーラム」
が2007年に提案した。海峡を挟んで200キロ、高速船で3時間弱であり、年間
100万人が行き来する人的交流は活発だが、経済交流などはまだまだだ。提案には
「これをきっかけに、交流から、国境を超えた地域協力に発展させよう」という思いが
込められていた。

提案を受けて、両市長が昨年10月、今年を友情年とすることを宣言した。両市は
2月2日には、友情年の開幕記念式典を釜山で開き、福岡でも「アジア太平洋
フェスティバル」期間中の9月中旬に、記念イベントを予定している。

このほか、両市民の友情を深めようと、福岡市総合図書館所蔵の日本映画とシネマテック
釜山所蔵の韓国映画の交換上映▽福岡シティマラソンと釜山海(うみ)ハーフマラソンの
提携-など、文化・スポーツ分野の交流事業も盛りだくさんだ。交流は継続することが
大事であり、福岡アジア美術館と釜山市立美術館は今秋以降、互いに両館の所蔵品展を
開くほか、学芸員交流や共同調査も目指すという。

また、福岡ソフトバンクホークスと釜山のプロ野球球団ロッテ・ジャイアンツ、Jリーグ
アビスパ福岡とKリーグ・釜山アイパークとの交流試合を模索する動きもある。ぜひ実現
してほしい。

福岡県内では昨年12月、単独開催としては初の日中韓首脳会議が開かれたのに合わせて
3カ国の学生30人が集まって3日間、3首脳への提言を議論する日中韓学生サミットが
開催された。

参加者は、自らを含む日中韓の人たちを言葉の壁や国家の枠組みを超えた「東アジア人」
と位置付けて、「環境問題の非政府組織(NGO)を設立する」「互いの歴史授業などを
動画投稿サイトなどで発信する」など、環境、教育、文化交流の3テーマで全18項目の
行動計画を「緊急福岡宣言」としてまとめた。

「国レベルの関係に溝があるのは問題ではない」「会って話すことに相互理解の大きな
可能性がある」「共に歩んでいかないと、国境を超えた環境問題などに取り組んでいけ
ない」-。議論での学生たちの言葉は印象的だった。

昨秋の友情年宣言後、福岡市の吉田宏市長は「友情年を機にさらに高い段階の関係を築き
日韓の地域連携モデルを目指したい」と述べた。両市間では、九州と韓国東南部を1つの
経済圏とする「超広域経済圏」、観光連携の「アジアゲートウェイ」構想も動きだした。
両地域の先進的取り組みは日韓だけでなく、日中韓の地域連携モデルになれるはずだ。

両市は市民が企画した交流行事を「友情年事業」と認定し、支援していくという。学生
たちに負けない柔軟でユニークな草の根からの提案を期待したい。

(西日本新聞2009年1月26日 11:00)
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch