09/01/18 11:14:02
県内を訪れる韓国人旅行客が、昨年末から大幅に減っている。特に影響が
出ているのがホテルとゴルフ場で、昨年11、12月の利用客数は前年同月比
で8割以上の減。誘致に力を入れるホテルやゴルフ場によっては、昨年の
1―3月は韓国人旅行客が利用客全体の2割を占めたところもあり、関係者は
県内観光にまで猛威を振るう「100年に一度の経済危機」に頭を抱えている。
原因は、急激な円高ウォン安による韓国人の旅行控え。県内を訪れる韓国人
旅行客の主な交通手段である高松空港発着のソウル便は、昨年12月の搭乗者
のうち、外国人の比率が前年同月の約4割から約1割にまで減った。
冬場に訪れる韓国人旅行客は、大半が県内でのゴルフが目的。積雪の可能性
が低いことが人気の秘密だが、高松観光コンベンションビューローがまとめた
県内ゴルフ場10カ所の韓国人利用者の入り込み数は、11月が50人(前年同月
332人)、12月も165人(同973人)にまで落ち込んだ。
誘致に力を入れる空港周辺のゴルフ場は「韓国人観光客は、日本人客が少ない
冬場の平日に団体で利用してくれるありがたい存在。しかし、今の経済状況の
ままでは1月は前年同月の9割減の可能性もある」とため息をつく。
また、ゴルフ場とパックを組むホテルも「大きな痛手」に苦しんでいる。多い時期
には宿泊客の約2割を韓国人旅行客が占める高松市内のホテルでは、例年1カ月
で約500人を受け入れている時期にもかかわらず、昨年11、12月が100人を
割り込んだという。
1月以降のソウル便も年末と同じ傾向で、回復の兆しがみえてこない。県観光協会
は「現状は厳しいが、景気回復後にも旅行先の選択肢に残っていられるよう、
韓国国内でのPRを変わらずに続けていきたい」と話している。
ソース:四国新聞
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