09/01/14 12:35:00
中国共産党の創立党員であり、中華人民共和国の建国の父とされる毛沢東。2008年は
毛沢東の生誕115周年に当たり、毛沢東に関する話題が多く取り上げられたという。
その毛沢東の発言の中に「日本による侵略に感謝する」というものがあり、中国では大き
な話題となっていた。このブログは「日本による侵略に感謝する」と言う発言の真意を考察
するものである。以下はそのブログより。
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2008年は毛沢東の誕生115周年にあたり、毛沢東に関する話題が多く取り上げられた年
であった。中でも、「日本の侵略に感謝する」と語ったとされることについて、学会のみなら
ず一般人も大きな興味を示した。
多くの人々は毛沢東の発言をそれぞれ分析している。ある人は「豪放な性格であった毛沢東
は、党内での地位を確立した後は何も気兼ねなく口にすることが出来たために、事実を語った
のだ」と分析し、またある人は、「毛沢東は弁証法を学んだことがあるため、この話は日本侵略
が中国人民を目覚めさせたことに対しての風刺である」と分析している。
「毛沢東外交文選」の記載によると、毛沢東は日本人に対して「侵略に感謝する」と直接語って
いる。1961年1月24日、日本社会党の黒田寿男氏と会談した際、「日本帝国軍が中国大半を
占領したことによって、中国人民は教育を受けることが出来た。日本の侵略が無かったら、
我々は未だに山里に住んでいたことだろう。」と述べている。
また、続けて「日本帝国軍が中国大半を占領したからこそ、我々は抗日基地を築くことが出来、
後の解放戦争に勝利するための条件を整えることが出来た。日本軍閥は我々に『良い事』を
してくれた。感謝が必要であれば、日本帝国軍が中国を侵略したことに感謝する」と語っている。
また、1956年に日本陸軍の遠藤藤三郎前中将と会談した際にも「あなたたちは我々の先生で
あり、感謝しなければならない。戦争こそが、まとまりのない中国人民を団結させたからである」
と述べている。
学識者の分析では「敵に感謝する」という毛沢東の発言はユーモアと諷刺、皮肉を込めたもの
であり、日本による侵略を肯定するものではなく、また、日中戦争が中国人民にもたらした災難
を肯定するものでもない。つまり毛沢東の談話は日本帝国主義を反面教師として捉えたもので
あり、客観的に見た場合、日本帝国主義による侵略が中国人民を団結させ、反抗と覚醒をもた
らしたという意味であろう。
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(出典:王錦思的BLOG意訳編集)
写真は『毛主席近影集』に収められている生前の毛沢東。(編集担当:畠山栄)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
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