09/01/12 00:31:17
2001年に解散を宣言した旧日本赤軍がかつて北朝鮮と密接な関係にあったことが、元メンバーの
証言で分かった。これまで北朝鮮に渡った「よど号」グループと日本赤軍の接触は知られていたが、
北朝鮮との直接の関係が明らかにされたのは今回が初めて。
証言したのは1978年に脱退を表明した元メンバーの和光晴生被告(60)=オランダ、マレーシアで
の大使館占拠事件(逮捕監禁・殺人未遂罪)で無期懲役、上告中。同被告が東京拘置所から支援者
らに発行している個人誌「独報」11号の中で明らかにした。
それによると、同被告は74年、ベイルートで最高幹部の重信房子被告(63)=オランダでの大使館
占拠事件で懲役20年、上告中=から北朝鮮当局に資金援助を求める手紙を見せられたと証言。
75年に重信被告ら2人が北朝鮮に渡航した後には、同国の「主体思想」に基づく思想闘争という
活動形態が組織内部に持ち込まれたと指摘している。
さらに76年にメンバー2人がヨルダンで調査中に拘束され、1人が獄中で死亡した事件でも、重信被告
から調査の背景に大使館占拠事件を起こすことを期待した北朝鮮当局の意向があったと聞かされた、
としている。
日本赤軍と北朝鮮の関係について、重信被告は一昨年の雑誌取材に対し、日本で同じ赤軍派に
属していた「よど号」グループに出国を促す狙いで北朝鮮を訪れたことがあったが、決裂したと回答。
同国との直接の関係には触れていなかった。
ソース:中日新聞 2009年1月11日 「日本赤軍が北朝鮮と関係 元メンバー証言、資金援助を要請」
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