09/01/10 00:25:48 還 GfOz+SlO
「メーテル、また一つ国が消えるよ」
「鉄郎、あれは謝罪と賠償という名の錬金術を産みだし、それに溺れていった人々の国。
国家予算を越えるお金をぱくり商品で生み出し、それが現実だと思っていた人々のなれの果て」
「どうしてそんなものをあの国の人たちは信じたんだろうね?」
「鉄郎、貴方の持つウォンも皆がその価値を持つと信じるから通用するだけの紙切れに過ぎない。
韓国人は紙切れに信用を託して生きてきた。そしてそれを信用しすぎても裏切っても酷い目に
あってきたの。それがウォンの歴史」
「……ふーん、だけど俺はラーメンとステーキが食べられればいいよ」
「くすっ。誰もが貴方のように単純であれば、ウォン安なんて起きなかったでしょうに」
「えー、次は「永遠の十年」「永遠十年」停車時間は7日と15時間です、ハイ」
「永遠の十年?」
「栄華を失った後の退嬰と沈鬱、そして懐旧の星よ、鉄郎」
「住民の皆さんは、どなたも後ろ向きですから、鉄郎さんも充分気をつけてくださいよ」