09/01/09 13:42:40
韓国マンガがアフリカまで行く。
大元CIは8日、オンラインコミックブック「スーパーチャンプ」に連載中のチョ・ジョンマン作家の『ウィッチハンター』が
出版社HBエディションを通じてアルジェリアに輸出されると発表した。すでにアジアとヨーロッパで韓国マンガが
好評を博しているが、アフリカ大陸に輸出されるのは今回が初めて。これで韓国マンガはアジア、ヨーロッパ、
北米・南米、オセアニアを含め、アフリカまで世界全大陸にその活動領域を広げることになった。
版権の輸出はもちろん、日本やアメリカのコミック本に韓国の若い作家たちが直接作品を連載するケースも
急激に増えている。長期間、沈滞している韓国市場に代わって海外進出で突破口を見出そうとするマンガ界の
努力が実を結んでいるのだ。
◆世界で楽しまれる韓国マンガ=文化コンテンツ振興院によれば2008年韓国マンガが輸出で得た金額は
約56億ウォン(=推定、約3.8億円)。まだマンガ産業全体規模(8000億ウォン台)の1%台にも及ぶことが
できない小さな規模だ。しかし成長の勢いは注目するに値する。2004年21億ウォンから2005年には
36億ウォン、2007年には44億ウォン台へと着々と増加してきた。
韓国マンガが最も人気のある地域はヨーロッパで、全マンガ著作権の輸出の40%程度を占める。
1990年代から韓国出版社が「フランクフルト図書展」や「アングレム国際マンガアニメーション
フェスティバル」などヨーロッパのマンガ関連イベントを追いかけて積極的にPRした結果だ。
昨年10月に行われたフランクフルト図書展では『PRIEST』で世界的な人気を集めた?民友
(ヒョン・ミンウ)の新作『ゴーストフェイス』がドイツのトーキョーポップ、フランスのカステルマン、
スペインのノルマなどの出版社と版権契約を結んだ。ヨーロッパの次にはアメリカ輸出が約30%、
台湾・中国などアジア地域が20%、日本が10%の順だ。
◆若い作家たち、直接外国雑誌に連載も=「マンガ強国」日本の市場に韓国マンガが参入するのは厳しい。
若い作家たちは韓国で描いた作品を輸出する代わりに直接、日本のマンガ市場に跳びこんでいる。
昨年末、イム・ダリョン、パク・ソンウが日本コミック本「ヤングガンガン」に連載中の『黒神』がテレビの
アニメーションとして制作されるという朗報が飛び込んできた。国内の作家が日本で連載した作品が
アニメーションになるのはヤン・ギョンイル、ユン・インワンコンビの『新暗行御史』以来2作目だ。
コ・ジンホもマンガ月刊誌「サンデーGX」に連載される『プリズナー6』の作画を引き受け、日本に進出した。
国内純情雑誌「パーティー」に『スウィキーミルキープロポーズ』を連載している新人イ・ナレも
米国コミックブック「ワンプラス」に『マキシマムライフ』を連載し始めた。
◆全世界的コード、ファンタジーと純情=アルジェリアに輸出された『ウィッチハンター』は人類を
抹殺しようとする魔女と人間の対決を描いたアクションファンタジー物だ。30カ国に売れた
『ラクナロク』や『アイルランド』も特定の時代や国を背景としないファンタジーだ。
国境を超越する想像力が世界マンガファンたちを熱狂させているのだ。
人類の共同関心事である「愛」を描いた純情マンガも多く輸出されるジャンルだ。パク・ソイの『宮』が
ドラマ人気により日本、台湾を含めて13カ国に輸出、ユン・ミギョンの『画伯の花嫁』も米国と
ヨーロッパに進出して「新鮮だ」という評価を受けている。ソウル文化史海外輸出事業部
ヨ・ギョンファン課長は「まずはストーリーがおもしろくなければならないが、外国の出版社の
関心を受けるためには独特の素材と水準の高い絵が揃わなければならない」と話した。
中央日報Joins.com
URLリンク(japanese.joins.com)
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