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2009年1月6日、米国の華僑向け新聞「世界日報」によると、新年の幕開けを迎えた
ものの、米国で働く中国人の多くが失業の危機に直面している。深刻な就職難により、
中国人留学生も続々帰国している。中国網が伝えた。
中国留学生博物館が年初に発表した最新統計によると、過去30年の中国から海外
への留学生総数は136万人、帰国者は37万人だが、この数年間で帰国者の数が
急増しているという。浙江省杭州市から米国に留学した銭さんは2年前に大学を卒業、
ロサンゼルスの玩具貿易会社に就職したが、クリスマス前のある日、社長に「注文が
ない。解雇せざるをえない」と言われた。「辛いのは仕事がないことだけではなく、
アメリカから追い出されること」と語る。この1年で同僚の多くが解雇されたという。実習
期間が半分を過ぎたため、次の仕事が見つからなければ帰国しなければならない。
北京から来た夫婦も帰国を迫られている。大学卒業後、夫は現地企業で衛星ナビゲー
ションシステムの開発に取り組んできた。しかし、3か月前に肩を叩かれた。会社には
「中国に帰り、減給を受け入れられるならば解雇はしない」と言われた。妻は「中国に
残してきた子供と一緒に暮らせるから」と楽観的に捉えるようにしているという。
台湾出身の若者も実習先さえ見つからず、台湾に戻ることを決めたが、台湾の友人
から「台湾も就職難でなかなか仕事がない」との連絡を受けた。さらに、タイから来た
華僑の青年もグリーンカードの取得ができず、9年間暮らした米国からの帰国がほぼ
決定的だという。金融危機の影響により、帰国の切符を買い求める中国人や中国系
住民はさらに増加しそうだ。