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「青森」 アンデス電気(株)(資本金1億2867万円、八戸市桔梗野工業団地1-3-1、代表安田昭夫氏、
従業員540名)は、1月5日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は小林信明弁護士(東京都千代田区麹町1-6-9、03-3238-8515)ほか4名。
当社は1971年(昭和46年)6月創業、73年(昭和48年)7月に安田精工(株)に法人改組し、
78年に現商号に変更した。設立当初は、大手電機メーカーなどからのポリバリコン(可変コンデンサー)
やチューナーの組み立てを受注していたが、92年からは空気清浄機の製造・販売を開始。
最盛期にはグループ企業17社、24工場体制に成長した。
しかし、バブル崩壊後の96年以降は事業再構築を進める一方、2000年には大手電機メーカーなどと
組んで、カラーフィルター製造の関連会社を設立。2002年には、韓国の大手ブラウン管メーカー
であるサムスンSDIおよび関連会社との間で製品供給と生産協力に関する業務提携を締結、
さらに2005年には香港に100%出資の現地法人を設立するなどして再び業容を拡大。近年は青森県
内(3ヵ所)、岩手、福島に工場を、東京、名古屋、大阪に営業所を構え、大手電機メーカーなどを
販路として携帯電話・液晶ディスプレイ向けカラーフィルターのほか、パソコン等の実装基板や
空気清浄機、マイナスイオン発生器などの製造・販売を手がけていた。
2008年4月期には年売上高約204億3000万円を計上していたものの、資材高騰、受注単価下落などの
影響から約2億8200万円の最終赤字を強いられていた。さらに、その後の世界的規模の金融危機の
発生や需要の急速な落ち込みから年末にかけて売り上げが減少。ここにきて資金繰りが限界となり、
自主再建を断念した。
負債は2008年4月末時点で約197億700万円。
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