09/01/06 18:30:54
ソウル市が運営する清渓川(チョンゲチョン)文化館で6日にスタートする「アニメーション映画祭」が、韓国の作品に
背を向けている。
同イベントは、冬休みを迎えた子供たちを対象にアニメ映画の無料上映を行うもので、16日まで毎日午前10時
と午後2時に1編ずつ計22編が上映される予定だ。文化館には大型のスクリーン(横6メートル、縦4メートル)が設
けられており、一度に87人が入場できる。問題は上映される作品が外国の作品一色だということだ。
中でも『ケロロ軍曹』など日本の作品が11編にのぼる。宮崎駿監督の『となりのトトロ』『ハウルの動く城』は昨年の
夏休みにも上映された。このほか『トイ・ストーリー』など米国の作品が7編、フランスの作品が3編だ。英国の作品1編
も上映される。しかし韓国のアニメは1編もない。
パク・ミナ清渓川文化館アニメ映画祭担当は「昨年の夏休みに実施した映画祭で『マリ物語』など韓国の作品を上
映したが、子供たちが難しいと感じたようだ」とした後「子どもの反応が良い作品を中心に選定した結果、外国アニメが
中心になった」と説明した。
しかし国内のアニメ映画業界は納得いかないという反応だ。
教育専門チャンネルのEBSテレビが企画、制作した『ポンポンポロロ』は国内での人気に基づき、およそ80カ国に輸
出されているほか『ココモン』『プッカとガル』など韓国産アニメも着実に人気を博している。昨年民放SBSテレビ(ソウル
放送)で放送された人気アニメ『赤ちゃん恐竜ドゥリ』のリメークバージョンは7.5%(TNSメディアコリアの調べ)の視聴率
をマークしている。
パク・ミナ氏は、また「DVDが発売されたものを中心に購入を決めていて、韓国のアニメーション映画に気を配ることが
できなかった」と説明した。
しかし『ポンポンポロロ』は現在発売されたDVDだけももおよそ20種にのぼり、『赤ちゃん恐竜ドゥリ』の劇場版もだい
ぶ前からDVDで発売された。
韓国アニメーション映画学会の李相元(イ・サンウォン、漢城大教授)会長は「外国のアニメ映画がおもしろいという
先入観から、公共機関すら韓国産のアニメに目もくれない」とした後「清渓川文化館で開催されるアニメ映画祭だけに、
外国人観光客も韓国のアニメを楽しめるようにするのが望ましい」と指摘した。
観客が韓国のアニメに背を向け、これによって制作会社がアニメの制作を減らし、制作する編集が減った結果、
多様なアニメ作品がなく、背を向けられる、という悪循環も外国作品一色となる原因のひとつに考えられる。
ケーブルテレビのアニメ専門チャンネル「チャンプ」のキム・デヒ代理は「韓国アニメの需要は児童中心に発達し、市場
も自然とそれに合わせて形成されている」とし「小学校の高学年が楽しめる韓国産のアニメがないのが実情だ」と説明した。
◇アニメ産業=韓国のアニメ制作会社は約300社で、08年の1年間36編を制作した。うち約8割が児童対象のアニメ。
韓国文化コンテンツ振興院によると、アニメ・キャラクター産業の国内の売上規模は07年ベースで4兆5509億ウォン
(約3200億円)、輸出は1億8945億ドル(約180億円)だ。
ソース:中央日報
URLリンク(japanese.joins.com)
URLリンク(japanese.joins.com)
【韓国】 招かれざる「韓国アニメ」…「アニメーション映画祭」韓国アニメの上映は無し [01/06]
スレリンク(news4plus板)