09/01/04 11:07:57
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「不咸文化論」は六堂・崔南善(チェ・ナムソン)の著作であることを知っているだろうか?不咸文化論が
日本語で書かれたことを知っているだろうか?それなら、朝鮮人の六堂が日本語で論文を発表した理由
を知っているだろうか?一体、「不咸」がどういう意味を知っているだろうか?どうして不咸文化論に親日
や反民族というラベルが付くのか知っているだろうか?いや、何より翻訳されたものでも不咸文化論を
一度でもちゃんと読んで見たことがあるだろうか?これらの質問にはいと答えられる人が果してどれほ
どいるだろう。
80年余り前に出た著作に今日の私たちは過度に無関心だ。韓民族の起源に関して研究して来たチョ
ン・ゼスンさんとイ・ジュヒョンさんが一緒に六堂の「不咸文化論」(ウリ歴史研究財団/2万ウォン)を注釈
付き韓国語で発行した意味はそこにある。「1970年代初めにやっと直訳本が出ているが意味の把握が
うまくできない。議論は頻繁で学術論文は多いのに、いざ原典の翻訳本はなかった。ショックだった。」
六堂が1925年日本語で不咸文化論を発表したのは読みなさいと言った対象が朝鮮人ではなく日本の
知識人だったからだ。親日行績の可否を別にして不咸文化論自体だけを見れば、六堂は韓民族文化の
始源を彼らに知らせたかったのだ。過度なナショナリズムとまで言えるほど、六堂は朝鮮文化に対する
自負心を堂々と記載した。不咸とはバック、光明、空、神などを意味する古語。だから不咸文化論は空
または明るさに仕える、天孫の文化になる。
空から下った桓雄と檀君に代表される不咸文化論が朝鮮で始めて古代中国と日本の文化を形成し、ひ
いてはユーラシア全域に広がったという巨大な仮説が不咸文化論の要諦だ。六堂が描いた不咸文化論
の図は、日本及び中国東部、白頭山、満州、バイカル湖、モンゴル、天山山脈、中央アジア、バルカン半
島を第一次で描かれ、引き続きカスピ海はもちろんエーゲ海、メソポタミア、小アジア地域まで敷えんされる。
一見粗雑でまた我田引水なぶんだけ、六堂の構想は最近の学界では用心深く受け取られている。キ
ム・ウンフェ東洋(トンヤン)大教授のような人は韓民族の根と係わって「大ジュシン」の概念を提示しな
がら不咸文化論を部分的に引き継いでいる。特に注目されるのが韓国と日本の関係だ。
白頭山に代表される「白山」の名残りが日本で神山の形態で広がっているとか、日本古事記に出てくる
神代の高天原の意味が韓国の建国神話と一致するとか、韓国と日本が神道という宗教的共同体である
とか、等々の話は、親日・反民族の論難を起こしたりするが、現代史学界で扶余を新しく研究する人々
に発想の根拠を提供できる。真偽はともかく、六堂のその巨大な文化的想像力に導かれても「不咸文化
論」は一度精読してみるに値する本だろう。
イム・グァンミョン記者
ソース:釜山日報(韓国語)"朝鮮文化自負心、日本知識人に知らせたくて"不咸文化論
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