09/01/01 12:48:38
先日、中国青年報に「日本が存在しなければ、中国の改革開放は現在と異なる結果となっただろう」
という趣旨の論表が掲載されるなど、中国では親日的な報道が目立つようになっている。このブログは
一連の親日的報道によって、日本が中国にとって最大の援助国であった事実をはじめて知ったという
ユーザーが自分の考えを綴ったものである。以下はその話題のブログより。
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数日前、中国青年報に王錦思氏による「日本が存在しなければ、中国の改革開放は現在と異なる結果と
なっただろう」という趣旨の論表が掲載され、私の興味を引いた。
さらに、日本メディアによる「中国で親日的報道が増えている」との報道も中国ではすでに報じられている。
王錦思氏による論表の主要な点は、「中国の改革開放30年は日本と密接な関わりがあり、トウ小平が
1978年に訪日した際に日本をモデルに経済を発展させることを決定した」というものである。論表の中に
私が最も興味を持ったデータがあったので、それを紹介する。
30年前、中国の一人当たりGDPはわずか300ドル、外貨準備高は1.67億ドルにすぎず、日本政府より
500億円(2.2億ドル)にのぼる借り入れを行った。中国が受け入れた諸外国からの援助額のうち66.9%は
日本からのものであり、中国にとって日本は最大の援助国である。また、日本からの援助は鉄道や道路、
港湾や空港などのインフラ整備のほか、農村開発や環境保護、医療、教育など多岐にわたって使用された
という。
もしもこれらの数字が事実であるならば、中国改革開放に対しての日本の功は今後とも消える去ることは
ないだろう。日本による中国侵略戦争や靖国神社問題、尖閣諸島問題など、私は日本人は野蛮で非を
認めることのない覇権主義の民族だと思っていた。これは大多数の中国人にとって同様の感覚であろう。
しかし、「日本が中国にとって最大の援助国」との事実を発見し、しばし呆然とする思いであった。
これまでにも日本が中国に対して、肺結核の治療を無償で行っている等といった話は聞いたことがあったが、
あくまでも聞いただけであり、正確な話ではなかった。
ここで疑問なのは、改革開放から30年という時間が経過し、その間も日本は対中援助を行い続けてきたはず
であるが、日本が最大の援助国であるという事実は、なぜ今になって公になったのであろうか?
また、つい先日、日本国民の対中感情がかつてないほどに悪化しているとの報道も目にした。
以前であれば、日本と中国の間には積年の恨みがあるのだから、日本が中国に好感を持っていなくても何の
不思議もないと、特に気にかけることもなかったであろう。しかし、日本が中国にとって最大の援助国であった
という事実を知った今となっては複雑な思いがしてならない。
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(出典:慧心无憂的BLOG意訳編集)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
写真は故トウ小平氏。1978年に訪日したトウ小平氏は改革開放および中国の経済発展は日本をモデルに
することを決めたという。(編集担当:畠山栄)
ソース:サーチナ 2008/12/30(火) 10:01
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