08/12/31 16:03:32
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▲キム・ドンホ東京特派員
日本の民放テレビが放送している人気番組「世界を変える100人の日本人！」にコメンテーターとして
何回か出演した。韓国人で帰化した後、障害者福祉事業に一生を捧げた李方子女史のように歴史的
人物もいるが、身体に着るエアバッグを開発した技術者、九州の大分からドバイまで寿司を配達する
食堂主人など世界を変えたと言うには少し足らない人々も紹介対象だ。
コメンテーターは紹介対象の日本人の業績を外人の視点で評価するこの番組にはフィナンシャル・タ
イムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ザ・タイムスなどの日本駐在特派員らも出演する。彼らは日
本に対する該博な知識で日本礼賛論に一生懸命だ。彼らは韓国についてどれくらい知っているか、こ
っそり聞いてみたら、知っていることは知っているがよく分からない、という感じを受けた。
彼らが属するメディアが韓国の経済状況を実際より悪く増幅させることに熱をあげたのも無理はない、
という考えが自然にわいた。その原因が私たちにある、ということも痛感した。私たちは「漢江の奇跡」
を成して半導体・携帯電話・造船・鉄鋼・自動車などをよく作り、世界経済規模13位に上がったという
強い自負心の中で暮らしている。しかし、世界的な不況が始まると、こんな自負心は砂上の楼閣に過
ぎなかった。私たちが思うほど、国際社会は私たちの実力をまともに評価してくれなかったからだ。人
口30万人のアイスランドと比較されてもなすすべがなかった。
日本も不況の余波で困難を経験しているが、それでも強いという評価を受けて円が超強気に変わっ
たことと対照的だ。ウォンの価値が急落すると、政府が官僚を日本に急派して韓国経済説明会を開い
たりしたが、反応はさっぱりだった。少々の事があっても、人でも品物でも文化でも日本の底力と長所
を絶えず海外に知らせることに情熱的な日本と違い、火事が起きた後で急に尋ねて来るのは一回切
りのことに過ぎないからだ。
韓国資本市場に日本投資者の比重が小さなことから「投資条件が分からない」という回答が多い。日
本企業に部品・素材産業投資を要請しながらも具体的なアプローチと努力が見えない。知識経済学
部が最近、日本の大都市を回って投資説明会を開いたが、過去の行動を見れば一回性に止まる可
能性が大きい。それでは日本人の心を開くことができない、ということを知らねばならない。
韓国が300億ドルの通過スワップ強力を要請した時も日本政府は消極的だった。韓国経済の底力を
よく知らないからためらったのだ。こんな不信感は国内でも同じで、9月に引き続き3月危機説も登場
した。新年にも住宅価格がずっと下落して不況の谷が深くなれば、外信が再び危機説を増幅させる可
能性を排除できない。そうなるほど韓国は確かに危機を乗り越えることができる、という点を国内外に
自信を持って知らせなければならない。
このためには経済対策も重要だが、韓国の国家イメージと政府の信頼を高める努力を傾けなければ
ならない。実体より悪く評価を受けずに、危機説がつけいるスキを無くすためだ。そうしようとするなら、
これから私たちを知らせることも体系化しなければならない。経済はもちろん文化と歴史、独島問題も
同じだ。お互いによく知っているようだが、見かけだけ分かっているのが現実という点で、まず近い日
本でこのような努力を強化する必要がある。
その手段として「日本版コリア・ソサエティ」の創設を期待してみる。アメリカの知韓派知識人たちが作
ったコリア・ソサエティは韓国をアメリカに知らせる上で大きな役割をして来たと評価されている。日本
にもこんな窓口があれば大物政治家たちが日本を訪問して少数の顔なじみの政治家だけに会うので
はなく、各界各層の指導層人士にあえる。日本のオピニオン・リーダーたちの意見を直接聞く席でも価
値がある。こんな窓口を作るために、日本が積極的に出ても良い。お互いをもっと深く理解することが
両国関係発展にも役に立つからだ。
ソース：中央日報(韓国語)[グローバルアイ]日本にも‘コリアソサエティー’必要だ
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