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インドの交運労組が抗議デモ(2008年12月18日)
インドの交通運輸労組は、ヘベイ・スピリット号乗組員の実刑判決に対する抗議デモを実施する。
インド船員組合(NUSI)、インド海事組合(MUI)、交運港湾労組(TDWU)、全インド鉄道員連盟
(AIRF)、航空産業従業員組合(AIEG)は、ITF、船主団体、海事教育機関と共に、ジャスプリット・
チャウラ船長とシャム・チェタン一等航海士への支援策の一環として、抗議デモの実施を決めた。
二人は、1年前に発生した原油流出事故をめぐり、下級審で無罪判決が出ていたにもかかわらず、
上級審で懲役1年半と8ヶ月の判決をそれぞれ下された。事故は、サムスン重工業所有のクレーン・
バージがヘベイ・スピリット号に衝突して発生した。
12月15日に二人の支援策に関する戦略会議が開かれ、23日にムンバイで抗議デモを実施する
ことや、チェンナイやデリーでも同様のデモを実施することが決まった。23日のデモには二人の
家族も参加する。インドの交通運輸労組は、韓国製品、特にサムスン製品の購買を見直すよう、
船員に要請しているほか、インド政府に二人の解放のために行動を起こすことを要求している。
12月27日、NUSI、MUI、3つの船主・船舶管理団体の代表団がニューデリーで海運相に面会し、
インド政府の介入を要求した。
NUSIのアブドゥルガニ・Y・セラン書記長は「抗議デモは、犯人扱いされている二人の解放と正義を
求めるものだ。この問題は、もはや一国の問題ではなく、国際問題になっている」と述べた。
MUIのS・S・カン書記長は「これらの取り組みで効果がなければ、さらに行動を強化する。インド向け
韓国製品の輸送に影響が出ることになろう」と述べた