08/12/28 21:54:21
◆グッドモーニングドクター ‘性器コンプレックス’ 誤解と真実
一般的に男性たちは自分の生殖器の大きさにとても鋭敏だ。
神経質な人は、小さな性器が恥ずかしくて銭湯にも行かない。
全ての男性たちは程度の差こそあれ、性器に対するコンプレックスを持っているという。
泌尿器科の中でも男性学を専攻した筆者から見ても、正常(?)よりずっと大きい
性器を持った人が、性器をもっと大きくしたいと診療室を尋ねる場合が少なくない。
医学的に陰茎の長さは恥骨と呼ばれる陰茎の根本部位のすぐ上から、
陰茎を前方へ牽引させた状態、すなわち尿道入口までの長さをいう。
参照までにいうと、韓国人の平均的な陰茎の長さは約 10㎝で、
平均的な陰茎まわりは約 12㎝だ。
我が国の男性の間違った性知識の中で代表的なことは性器の大きさが
性行為の時に相手を満足させる重要な要因だと思い込んでいることだ。
男らしく見えもするし、大きいよがり声を奥さんに吐くことができると。
女性でさえ男性性器の大きさが重要と考えている人が多い。
しかし女性の生殖器構造と興奮過程がわかれば、男性性器の大きさと
性的興奮との間には大きな関連性がないという事実がよく分かる。
女性性器の神経細胞は尿道上部の陰核と膣の入り口 3分の1地点に大きく分布する。
したがって膣の奥を刺激しても別に反応がない。
換言すれば男性の陰茎が女性の膣入り口付近だけを適切に刺激することができれば
十分な興奮を導き出すことができるという話だ。
こんな刺激に必要な陰茎の長さは 7㎝以上ならば良い。
蒸暑さが意地を張った去年の夏、40代中盤の男性が診療室を尋ねた。
わき目にも身体が不自由そうだったし、足つきは正座で痺れた幼い子供みたいだった。
彼は「友達と酒を飲んだ後、陰茎をもっと大きくしたい欲にかられ、注射器でバセリンを注射した」
「初めには気持ち良かったが 3ヶ月後から注射した部位より膿が出始めた」と吐露した。
バセリンは肌補修力を高めるために使う軟膏剤だ。
検査結果、この男性は陰茎全体が炎症で覆いつくされ苦痛を受けていた。
直ちに電気麻酔をしてバセリンと炎症除去手術を受けたが、不幸にも
の患者はもう以前のように幸せな夫婦生活を営むことができなくなってしまった。
一瞬の気の迷いがあまりにも惨憺な結果をもたらしたのだ。
ご両親がくださった身を大切に扱おう。
イヒョングレ慶煕大東西信義学兵院教授
ソウル新聞 2008-12-27 19面(ハングル語)
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