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12月23日(ブルームバーグ):23日のアジア株式市場では、MSCIアジア太平洋指数
(日本除く)が3営業日続落。トヨタ自動車の赤字見通しに加え、中国の利下げ幅が一部の
市場予測を下回ったことを受け、世界景気が一段と悪化するとの懸念が高まった。
韓国の自動車メーカー、ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)が 10%安となる
など自動車株が安い。トヨタが71年ぶりの営業赤字の見通しを示したことが売りを誘った。
資本増強のために市場価格を下回る水準で株式を売却したオーストラリアの銀行、ベンディゴ・
アンド・アデレード銀行は 5.4%下げた。原油相場の下落に加え、中国利下げも需要押し上げに
つながらないとの見方から、中国の石油会社、ペトロチャイナ(中国石油)を中心にエネルギー株が
下落した。
サムスン・インベストメント・トラスト・マネジメント(ソウル)で420億ドル相当の資産運用を担当する
イム・チャンギュ氏は、「投資家は資産を現金に移している。悪い材料が続いており、これらは
すべて、世界の経済活動が急速に縮小しつつあることを裏付けている」と語った。
MSCIアジア太平洋指数(日本を除く)は香港時間午後3時46分(日本時間同4時46分)現在、
前日比2.8%安の238.03。日本市場は天皇誕生日の祝日で休場。フィリピンとタイを除いた市場
すべてで主要株価指数が下落している。
URLリンク(www.bloomberg.com)