08/12/18 11:35:32
米穀加工販売会社「三笠フーズ」による事故米問題を巡り、不正転売流通先として風評被害を受け、
売り上げが激減した城南町の酒造会社「美少年酒造」(緒方直明社長)が16日夜、
日本酒ブームに沸く韓国・ソウル市で販路拡大に向けた商品PRを行った。
同酒造は、事故米の流通先だったことから、一升瓶換算で約41万本の酒を自主回収、出荷停止にした。
健康への影響はないことが分かった9月下旬以降も売り上げは回復せず、10月の売り上げは
前年同期比の20分の1まで落ち込み、12月の売り上げも3割減という。
海外の市場調査などを行っている福岡市のホスピタブル(松清一平社長)が、韓国で日本酒の売り上げが伸び、
和食を出す飲食店が繁盛していることに着目。安全と品質にこだわる業者として同酒造などを現地に紹介しようと企画した。
16日は、ソウル市の居酒屋に、松清社長が日本の情報を発信しているブログによく書き込んでいる男女15人を招待した。
同酒造側が、「吟醸酒 虎之助」など3銘柄について説明し、試飲してもらった。
「香りがいい」「飲みやすい」と反応は上々で、1人で6合飲んだ人もいたという。
世界有数のインターネット普及国の韓国では、日本食のファンがブログに商品への好印象を書き込むと、
ネット上での口コミですぐに人気が出る可能性もあるという。
美少年酒造の沢田邦明・販売担当部長は「売り上げは依然、回復しておらず年越しに不安は残るが、
韓国での販路開拓には一定の手応えを感じた」と話していた。
(2008年12月18日 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
韓国でPRされた美少年酒造の日本酒
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