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・東京都内で韓国人ホストクラブの摘発が相次いでいる。
韓国人ホストクラブが現れたのは15年ほど前から。最初は韓国人ホステスを相手にしたが、その後
韓流ブームで韓国系飲食店の増加に従ってホストクラブも増え、日本人女性も通うようになる。
今年に入ってからの入国はすさまじく、「月に100~200人はホストになるため入国している」
(捜査関係者)との分析もある。韓国内で「日本に行けばホストクラブで働ける」と、口コミで
広がっているともされる。
11月28日未明、東京・歌舞伎町の飲食店「ビーナスポート」に捜査員らが踏み込んだ。店内の
男女34人のうち22人が韓国人ホストで、ホストの一人は逃げようとして3階から転落死した。
新宿一帯だけで“韓流ホストクラブ”は数十軒があるとみられるが、実態は不明という。
警視庁組対1課の韓国人ホストクラブの摘発は今年5件。9月には上野と赤坂の2店で50人が
摘発されたが、そのなかに、元Jリーガーのホストもいた。
“韓流ホスト”はGパンにTシャツ。摘発の際、客と従業員の見分けがつきにくくする狙いがある
一方、この気軽さが女性に人気を呼んでいる。
韓国からホストを目指す男性の入国が相次ぐ背景には愛知万博以降、ビザなしで短期滞在
できるようになったことがある。ただ、摘発されたホストの供述が最大の理由だ。
「韓国は不景気で仕事がなかったから、日本に来てホストになった」
韓国はIMFの介入を招いた97年以降最悪といわれる不況のまっただ中。
「ソウル大などを卒業しても半数が就職できない」就職難だ。
同じような状況からホステスとして韓国から日本に入国する女性も多い。「日本で働く韓国人
ホステスにとって、韓国人ホストクラブは、母国語で話し相手になってくれるありがたい存在」と
捜査幹部。ただ、韓国人ホステスは、多くが日本人と結婚して定住資格を持つようになった。
一方、男性は不法滞在者が多く、摘発のリスクと背中あわせだ。「それでも男たちにとって日本は
依然『宝の島』。ホストで稼いで本国に持ち帰れば2倍になるから」。(抜粋)
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