08/12/17 01:44:16
米穀加工販売会社「三笠フーズ」による事故米問題を巡り、不正転売流通先として風評被害を受け、
売り上げが激減した熊本県城南町の酒造会社「美少年酒造」（緒方直明社長）が１６日、日本酒ブームに
沸く韓国・ソウル市で販路拡大に向けた商品ＰＲを行う。福岡市の市場調査会社が企画したもので、
酒造関係者は「新年に向けて、韓国で起死回生のヒットとなれば」と意気込んでいる。（松浦篤）
美少年酒造は、事故米の流通先だったことから、一升瓶換算で約４１万本の酒を自主回収、出荷停止に
した。専門機関などの調査で健康への影響はないことが分かった９月下旬以降も売り上げは回復せず、
１０月の売り上げは前年同期比の２０分の１まで落ち込み、現在も例年を大きく下回っている。
海外の市場調査などを行っている福岡市のホスピタブル（松清一平社長）が、韓国で日本酒の売り上げが
伸び、和食を出す飲食店が繁盛していることに着目。安全と品質にこだわる業者として、同酒造と、新宮町
の辛子明太子製造・販売会社「島本食品」を紹介しようと企画した。
１６日はソウル市の居酒屋に、松清社長が日本の情報を発信しているブログによく書き込んでいる１５人を
招待し、同酒造の「吟醸酒 虎之助」など３銘柄を試してもらい感想や好みなどについてアンケートを行う。
世界有数のインターネット普及国の韓国では、日本食のファンがブログに商品への好印象を書き込むと、
ネット上での口コミですぐに人気が出る可能性もあるという。
松清社長は「韓国ほど日本に興味を持ってくれる国はない。美少年酒造が明るい話題で今年を締めくくって
もらえるよう、絶対に成功させたい」と話す。
美少年酒造の沢田邦明・販売担当部長は「このままで年越しはできない。事故米問題を知らない韓国の
人たちに先入観なく品質を確かめてもらうことで、活路を見いだせれば」と期待を寄せている。
ソース：（2008年12月16日 読売新聞）
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▼韓国に売り込む美少年酒造の３銘柄
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