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★元大宇建設社長自殺：「盧前大統領の謝罪求める」（上）（下）
元社長夫人インタビュー
元大宇建設社長の故・南相国（ナム・サングク）氏の妻キム・ソンオクさん（57）が、夫の自殺から
4年9カ月目にして、初めて口を開いた。キムさんはこれまで、事件が風化することを望んできたが、
夫の名誉を回復するために家族会議を開き、本紙のインタビューに応じることを決意したという。
ソウル市瑞草区瑞草洞のある弁護士の事務所で行われたインタビューには、南元社長の弟の
ナム・サンオ、ナム・サンゴン両氏が同席した。
―これまでメディアとの接触を避けてきましたが、今回インタビューに応じることにした理由は何ですか。
「わたしたちは事件のことを忘れて暮らしていこうと思っていましたが、わたしたちとは関係のない盧建平
（ノ・ゴンピョン）容疑者の事件で、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領（当時）の記者会見の様子がテレビで
流されました。その際、“南相国社長、留任のために3000万ウォン（約200万円）”という文言が出ただけで、
わたしたち家族は身がすくむ思いでした。
―当時、盧大統領の記者会見の生中継を、ご主人と一緒にご覧になっていたと言われていますが。
「夫は当時、盧建平さんがいる（慶尚南道）金海市へ行って、大宇建設の社長を引き続き務められるよう
依頼したり、頭を下げたりしたことはなかったのに、盧大統領（当時）は“（大宇建設の社長のように）いい
学校を出て大成功を収めたお方が”と発言し、公開の場で夫に恥をかかせました。夫を厚顔無恥な人物に
仕立て上げたのです。夫がそのようなことをしていないということは、検察の捜査でも明らかになったのに」
―当時の状況をもう一度説明していただけますか。
「あの日（2004年3月11日）、大統領の記者会見があるというので、わたしと夫はそれを立ったまま
見ていました。（会見を見てすぐ）その場に座り込みました。あんなに一生懸命、会社を立て直すために
がんばってきた人が、どうして公開の場で辱めを受けなければならないのか、と思いました。それから
すぐに夫は出ていきました。お昼だったので、食べてから出掛けたら、と言いましたが、“構わないでくれ”
と言って、そのまま出ていきました。その後しばらくして、竜山警察署から家に電話がかかってきました。
てっきり（程度の軽い）交通事故にでも遭ったのだろうと思ったのですが、投身自殺したというのです。
わたしはただ叫ぶだけでした。夜になって役員たちが家に集まり、“（会見の内容は）事実に反する。
（夫は）金海へ行ったこともなければ、金を渡したこともない。絶対にない”と口々に言いました。
とても悔しかったですよ。悔しい…」
（中略/写真）URLﾘﾝｸ(file.chosunonline.com)
―ご主人が自殺した後、これまでに盧前大統領側から連絡はありませんでしたか。
「何の連絡もありませんでした」
―寂しいとは思いませんでしたか。
「盧前大統領もお孫さんを可愛がっているそうです。当時の新聞を見ると、孫を大統領府へ呼んで一緒に
遊んでいると仰っています。それなのに、わたしたちの孫を“おじいさんのいない孫”にして…。
あんなことまで仰って…（目頭を熱くする）」
―盧前大統領にどうしてほしいと思っていますか。
「わたしたちは盧前大統領の謝罪を望んでいます。今回の盧建平さんの事件や、似たような事件が起きた
ときにでも、“南相国社長が留任を要請して3000万ウォンを渡したり、盧建平さんに頭を下げたりするような
ことは、本当はなかった”ということを話してほしいのです」
―盧前大統領が謝罪しなかったら、どうされますか。
「法的手段に訴えることも検討します。民事・刑事の両面で。真実を明らかにすることが、亡き夫とわたしたち
家族が味わった悔しさを洗い流してくれると思っています。これまで、わたしたちはただ生きてきただけでした。
告訴することで夫が生き返るのなら、とっくに告訴しているでしょう。そうではないから、事件のことを忘れようと
思っていましたが、今回またこうしてマスコミに報じられ、多くの人たちは新聞で読み流すだけかもしれませんが、
私たちは心の中をほじくり返されているような心境です」
姜訓（カン・フン）記者
（朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2008/12/16 17:03:12）
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