08/12/15 20:00:04
金融危機による円高ウォン安の影響で日本人観光客が前年比で2、3割増え、特に買い物スポットが人気だ。
ソウル中心部のロッテ百貨店9、10階にある免税店をのぞいたら、ここは日本の年末バーゲン会場かと思うぐらい、
ブランド商品を買いに来る日本人観光客であふれ、日本語が「公用語」になっていた。
ここまでは97年末の金融危機の時も似たような現象があった。
驚いたのは、免税でも伝統工芸品売り場でもない8階リビングフロアで日本人がスリッパを物色していたことだ。
「スリッパぐらい日本にもあるでしょう?」。思わず横から突っ込みを入れると、大阪市の主婦(52)は
「このブルーは日本にないねん」と力説した。確かに、韓国土産品によくある派手な原色ではないが、明るい青。
「いかにも韓国」の工芸品より、「ちょっと韓国」の日用品のほうが使いやすいかもしれない。なかなかの審美眼だ。
化粧品でも高いブランド品ばかりでなく、韓国的な漢方化粧品やBBクリーム(皮膚科の治療クリームが応用された
保湿成分のあるファンデーション)を中心に、1000円前後の商品を売るショップの人気が高い。
自然派化粧品メーカー「ザフェイスショップ」明洞店は10月、日本人観光客が前年比で2・5倍増え、売り上げは
2・7倍伸びた。若者向けの低価格ショップのイメージが強かったが、ヘアメーキャップアーティスト、IKKOさんが
アンチエージング商品を日本のテレビ番組で勧めてからは40代以上の日本人観光客が急増。
お勧め商品は放送直後に1日3000個以上売れ、すぐ品切れに。テレビで「健康にいい」と紹介された野菜が
スーパーで売り切れになる突風現象がソウルまで上陸するとは。日本人の購買力は恐ろしい。
「地方から東京に出るよりソウルのほうが経済的だから」と年3回は韓国に来る岡山市の主婦(54)は、
同店で漢方化粧品など約40個、5万円相当をご購入。「いつも愛用しているけど、今回はウォン安だからお友達に配ろうと
思って」
10年前のウォン安時の日本人観光客は、韓国で「異文化体験」の刺激を楽しんだ。
日常生活に韓国文化が深く入り込んだ現在は、自分が好きな「韓国的なもの」をバージョンアップするために、
本場で感覚を磨きに来ている感じだ。ウォン高に戻っても、この巡礼儀式は滅びないだろう。(ソウル支局)
ソース:毎日新聞
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