08/12/15 11:39:02
東京・丸の内の一角にある韓国外換銀行東京支店では最近、両替窓口の職員が忙しい。円を
ウォンに換えようと来店する日本人顧客が増えているためだ。
こうした現象は円がウォンに対して大きく値上がりして以降目立ち始めた。近々韓国旅行に出
かける人だけでなく、ウォンの反発を見込んで為替差益を得ようとする投資家が窓口に押し寄せ
ているのだ。
円の対ウォン相場が100円=1500ウォン台まで上昇した10月末には、両替のために準備した
ウォンが開店から1時間で底を突くケースもあった。イ・ソクフン東京支店長は「ウォンが安いうち
に買っておいて韓国旅行に出かけようという人に、為替差益を上げようという需要が加わった」と
分析した。
新韓銀行の東京支店、福岡支店でもウォンへの両替が増え、韓国の本店から2支店に送った
両替用のウォン現金は9月には32億ウォンだったが、10月に320億ウォンへと増え、11月にも203
億ウォンだった。
中国でもウォンが人気だ。ウリ銀行現地法人では、人民元からウォンへの両替が9月に2100万
ウォン、10月に3400万ウォン、11月には4300万ウォンと倍増した。同じ期間の人民元の対ウォン
相場は9月の1元=166ウォンから11月の同205ウォンへと上昇したにとどまっている。同行関係
者は「今後の為替差益を狙い、ウォンに両替する中国人が増えている」と話した。
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