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【西日本新聞社説】福岡から新たな交流史刻もう-「第1回日中韓サミット」[12/14] - 暇つぶし2ch1:依頼481@芝蘭φ ★
08/12/15 01:52:37
-福岡から新たな交流史刻もう 「第1回日中韓サミット」

「歴史上初めて、画期的」(麻生太郎首相)かどうかはともかく、日中韓交流が新しい段階に踏み出すために
必要な試みとして評価したい。

日中韓首脳会議が福岡県太宰府市で開かれた。麻生首相、中国の温家宝首相、韓国の李明博(イミョンバク)
大統領が、九州国立博物館に集った。

日中韓三首脳の会談は、これまで8回行われた。いずれも東南アジア諸国連合(ASEAN)と3カ国との
首脳会議に参加した機会を利用した。

ASEAN会合に便乗していた日中韓首脳会議が、今回、初めて独立した形で開催された。

麻生首相は「第1回日中韓サミットと呼びたい」と自負する。今後は3カ国持ち回りで開くことも決めた。

日中韓3カ国の国内総生産(GDP)は、インドやオーストラリアを含めた東アジア全体のほぼ4分の3を占める。
貿易額でも3分の2に達する。

地域経済に絶大な影響力を持つ3カ国が手を取り合えば、東アジアの成長と発展に貢献できるはずだ。

世界はいま、深刻な金融危機に直面している。米欧に比べ「傷が浅い」とされるアジアは、低迷する世界経済の
けん引役として期待されている。

日中両国が有する膨大な外貨準備も、国際金融の安定にうまく役立てたい。米国の深刻な不況の波をかぶる
アジア経済を支えるために、内需を刺激する政策や資金供給も重要だ。

経済ばかりではない。難航している北朝鮮の核放棄交渉も、日中韓の結束なしに進展は望めない。3カ国が
互いに信頼を深めることは、アジアの安全保障にとって大きな意味がある。

地球温暖化や黄砂、酸性雨などの環境問題、省エネ、食の安全、災害対策など、隣国として利害を共有し、
助け合える分野はいくらでもある。

旅行やビジネス、留学などで人の行き来は増え、アニメや映画、音楽などの文化交流も活発になっている。

●くすぶる火種 (中略) >>2以降で

●近くて近い国に
北部九州は、古くから「アジアに開かれた玄関口」であった。この地が独立した日中韓首脳会議の最初の舞台
に選ばれたことに感慨すら覚える。

麻生首相の地元だが、もともと福岡開催を希望したのは韓国だった。日帰りできる距離の近さが魅力だという。

李大統領は「日本と韓国は『近くて遠い国』と言われるが、頻繁に往来し、距離も気持ちも『近くて近い国』にしたい」
と話した。

九州は、過去も、これからも広がっていく交流の輪の中心でありたい。

今後、定期的に開催する首脳会議は、首都ではなく、釜山や上海など、海を挟んで人や物が往来した歴史を
持つ都市を選んではどうだろうか。

首脳会議の会場となった太宰府にゆかりの深い菅原道真は、都に残す梅に、東風が吹いたら花を咲かせ、
主(あるじ)がいなくても春を忘れるな、と詠んだ。

ようやく訪れた日中韓の雪解けである。北風が吹いても、国の主が交代しても、この春を忘れてほしくはない。

ソース:=2008/12/14付 西日本新聞朝刊=
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)


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