08/12/15 01:03:10
韓国銀行は12日、来年の韓国の経済成長率が2%にとどまるとの予測を示した。これまで
国内の民間シンクタンクが示した成長率見通しで最も低い数値だ。民間消費伸び率は
今年の1.5%から来年は0.8%に、設備投資は今年の0.2%減から来年は3.8%減に、輸出
伸び率は今年の3.6%から来年は1.3%にそれぞれ落ち込むと予測した。庶民層はその
向かい風を全身に受けて耐え忍ばなければならない。
雇用事情はさらに深刻だ。新規就業者は昨年の28万人から今年は14万人へと半減し、
来年には4万人にまで減少する見通しだ。新規就業者は2年前のわずか14%にまで落ち
込むことになる。短大を含む大卒者55万人の就職の道は事実上閉ざされた。
55万人の大卒者のうち、仕事が見つかるのは4万人だけで、残る51万人がニートになる
とすれば、彼らの家庭はどれほど暗たんとしたムードに包まれるだろうか。大学に行けず、
高校卒業とともに生活を支えなければならない若者は絶望するほかない。さらに来年
上期には既存の雇用も4万人分が減少すると予想されている。韓国の津々浦々は若者
からシニアに至るまで年齢層を問わず失業者であふれそうだ。
韓銀は韓国経済が来年上期に底を打ち、下期からは回復を見せると予測した。前年比の
成長率が上期の0.6%から下期には3.3%に上昇し、2010年には4%台にまで回復するという。
韓銀は「2%という来年の成長見通しは、世界経済の成長率を1.9%と仮定したシナリオ」と
説明した。そして、「世界経済の成長率が1%に満たないか、あるいはマイナスに転落した
場合には、韓国の成長率もさらに低下し、最悪の場合マイナスに陥ることもあり得る」と
まで指摘した。世界銀行が最近予測した来年の世界経済の成長率は0.9%だ。つまり、
韓国も2%成長さえ見込めない困難な状況に向かっているというわけだ。
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