08/12/13 18:33:16 BE:322866926-2BP(155)
1.日程
麻生総理は、13日14時5分から約55分間、日中韓首脳会議の会場である九州国立博物館に
おいて、訪日した温家宝国務院総理との間で会談を行った。
2.評価
①本年5度目の日中間の首脳相互往来を通じ、青少年交流の進展、新日中友好21世紀委員会
の活動等、「戦略的互恵関係」の着実な進展を確認。併せて、中国側から本年の四川大地震、
北京五輪への我が国からの支援につき、改めて謝意表明があった。
②国際金融・経済問題につき、日中、日中韓が共同で対処することで一致。
③先般の尖閣諸島領海における中国調査船の侵入事案について、遺憾の意を伝え、再発防止を
求めた。
3.会談の概要
(1)日中関係
(イ)日中関係総論
双方は、本年における5回の首脳相互訪問を始めとした「戦略的互恵関係」の着実な進展を確認し
高く評価。麻生総理より、青少年交流と安全保障分野の交流に力を入れていく旨述べた。
温家宝総理からは、本年は日中平和友好条約締結30周年であり、頻繁な首脳の相互訪問等が
行われたとその成果について高く評価するとともに、両国は、東シナ海資源開発等の敏感な問題に
ついて適切に対処してきた旨述べた。
また、四川大地震、北京五輪に対する我が国からの心温まる支援は中国国民を感動させたと
述べ、感謝を再度表明。日中間の青少年交流は若者の間の心の距離を近づけている、官民の
交流が好循環している状況である旨述べた。
(続く)
外務省
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