08/12/13 12:35:55
★酒にラーメン、日本の飲食文化が大ブーム(上)(下)
不景気、円高何のその
11日夕、ソウルの永東大橋南端にある日本酒バー「箸」では70席のテーブルが満員だった。さらに入り口には
10人余りが入店待ちをしていた。同店関係者は「午前2-3時まで客足が途切れることはない」と話した。
同じころ、ソウル市江南区狎鴎亭洞の繁華街ロデオ通りにある日本式居酒屋「流」も20代の若者で賑わっていた。
午後8時になると1、2階ともに満席になった。キム・ドヨン総支配人は「最近の若者の間ではワインより日本酒が
はるかに人気だ」と話した。
このように、日流(日本製品ブーム)が巻き起こっている。不景気や円高にもかかわらず、今年に入り日本酒の
消費量が急増している。今年1-11月の日本酒の輸入額は521万ドル(約4億7400万円)で、2006年通年(252万
ドル=約2億2900万円)の2倍に達した。ソウル市内では江南、弘大前などに居酒屋が続々とオープンしている。
(写真)URLリンク(file.chosunonline.com)
■20代が流行主導
最近の日流が過去と異なるのは、20代を中心とする若者が主導している点だ。年配層が日本料理店で刺し身
とともに日本酒を楽しむのが以前のスタイルだったとすれば、現在は若者が狭い居酒屋で安い焼き鳥やおでん
などをつまみにして日本酒を飲む文化へと変化しつつある。月刊の飲食専門誌「クックアンド(Cookand)」の
イ・ウンスク編集長は、「日本酒はニューヨーカーの間でも人気を集めている。そうした文化が自然な形で韓国
の若い世代にも伝わっている」と指摘した。
一方、「ラーメンマンタン」のような日本式ラーメンのフランチャイズ加盟店も繁盛している。百貨店の地下食品
売り場では納豆が健康ブームに乗って人気だ。新世界百貨店のバイヤー、ワン・ギチェさんは「日本食品は
量が少なく、味が淡泊で、年齢に関係なく人気だ。円高で価格が上昇したが、今年の日本食品の売り上げは
10%以上伸びている」と話した。
■日本酒の消費量、4年で6倍に
日本酒の場合、2004年の輸入額は100万ドル(現在のレートで約9100万円)にすぎなかったが、今年は600万
ドル(約5億4600万円)を超える見通しだ。4年で6倍に増えた計算だ。これに伴い、大型量販店も日本酒の
売り場を拡充している。新世界マートは今年5月、竜山駅店をはじめ、汝矣島店、駅三店、良才店など全国
13店舗に日本酒専門コーナーを設けた。さらに取り扱い商品も昨年の10種類から35種類に増やした。
日本酒バー「春山」や「勝負」「ハイカラヤ」「土五味(トオミ)」「おでん酒」などの居酒屋チェーンも活気を
帯びている。LGファッションが出資したラーメン専門店「HAKOYA」は韓国人の味覚に合う7種類のメニューを
選定し、市場を攻略している。HAKOYAのチョン・ジェウォン本部長は「来年までに全国で100店舗を展開したい」
と話した。
ロッテ百貨店、新世界百貨店の本店輸入食品売り場では、売り上げの半分程度を日本製品が占める。
売り上げは前年比50%を超える高い伸びを示している。ロッテ百貨店食品部門長の李丙鼎(イ・ビョンジョン)
理事は「酢、しょうゆ、納豆をはじめ、日本食品だけで1000品目以上を取り扱うなど、品揃えが多様化している」
と語った。
(チャート)日本酒の輸入額
URLリンク(file.chosunonline.com)
朴淳旭(パク・スンウク)記者
宋東勲(ソン・ドンフン)記者
(朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2008/12/13 12:01:17)
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