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人権のために行動する女性たちに贈られる「女性人権活動奨励賞(やより賞)」に、
在日韓国人3世の金美穂(キムミホ)さん(36)が選ばれ、新宿区西早稲田2の
早稲田奉仕園内で7日、贈呈式と記念のスピーチが行われた。
金さんは米カリフォルニア州を拠点に民族差別などの問題に取り組み、同州にある
NGO「データセンター」の事務局長として情報提供を行っている。福岡市の生まれで
「子どものころは在日を理由にいじめや教育差別を受けた」といい、昨秋には
人材育成コンサルタントの辛淑玉(シンスゴ)さんらと「被差別日系研究所」も設立。
米国側の事務所を運営している。金さんは「日本での受賞はこれからの活動の励みになる」と語った。
同賞は02年末にがんで亡くなったジャーナリスト、松井やよりさんにちなんだ賞で、
今回で4回目。「やよりジャーナリスト賞」は、自身もレイプ被害に遭い、写真で性暴力の
被害者の「心の叫び」を伝え続ける米国在住のフォトジャーナリスト、大藪順子(のぶこ)さん(37)と、
原発立地問題で揺れた石川県珠洲市の実態を著書「ためされた地方自治」で描いたフリーライター、
山秋真さん(38)の2人が受賞した。【明珍美紀】
〔都内版〕
毎日新聞 2008年12月8日 地方版
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