08/12/05 19:57:46
北朝鮮から出稼ぎ3700人 来年 サハリン州、過去最多に（12/04 09:11）
【ユジノサハリンスク３日津野慶】
サハリン州政府は三日、北朝鮮から来年受け入れる出稼ぎ労働者が過去最多の
約三千七百人になると明らかにした。道路など社会基盤の整備が続くため。
一部は北方領土の開発に動員される可能性がある。北朝鮮の代表団が一、二の
両日、ユジノサハリンスクで州政府側と会談、議定書に調印した。
同州は今年、北朝鮮からの出稼ぎ労働者三千五百四十五人を受け入れる
計画だったが、水産業や林業の不振で実際に働いたのは二千七百十三人。
ただ、労働者不足は深刻で、州政府はとくに、大規模開発が進む千島列島と
北方領土で働く熟練労働者を希望。北朝鮮側は、石油業界への研修生の派遣も
要望した。
北方領土にはないものの、同州では今年設立された二社を含め北朝鮮企業が
六社ある。昨年は国後島で、ロシア企業に雇われた北朝鮮労働者が働いたこと
もあり、北朝鮮の出稼ぎ労働が北方領土で広がる可能性もある。
州政府と北朝鮮側の会談は毎年開かれており、三回目。大半は建設工事に従事し、
ロシア人が嫌う仕事にも熱心なため企業側の評価は高い。北朝鮮側も外貨獲得の
貴重な手段として派遣に積極的だ。
北海道新聞
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