08/11/29 10:29:05
>>1の中略1
ところが彼はずっと私のパスポートをまじまじと見てから、立ち上がって外に出た後、ドアを閉め、私を控室の
椅子に案内して通関業務が終わるまで待てと言った。他の仲間はみな入国審査をほとんどパスした。それな
のに私をつかまえて、通過させてくれなかった。瞬間、怒りがこみあげた。私が団体ツアーの妨害者になるな
んて?仲間たちにとても恥ずかしかった。私が抗議しても日本の役人は両手で、もうちょっと待ちなさいと合
図を送るだけだった。
これまで海外に行った事をいくら思い出しても不法事実は一つもなかった。私が<oh my news>に連載した抗
日義兵遺跡踏査記事の内容を問題視するのではないかと考えてもみた。日本をひどく悪く書いたのは事実
だが、それもあくまでも根拠を持って事実を土台に書いた文なのに、本当に「こいつらは汚らしい倭人たちだ」
と内心、日本人の狭量を精一杯罵倒した。日本に精通した弟子の話では、日本の知識人たちはむしろ自分
たちの批判をありがたく受け入れるというのに一体どうした事だろう。
これまで船から降りた乗客は全員審査台をパスした。日本役人たちは互いにひそひそと話したあと、その中
で一番古手と見られる役人が私を調査室で案内した。それからは拡大鏡でパスポートをまじまじ見ながら室
内電話で通訳を呼んだ。そしてテープレコーダーのスイッチも押した。私と役人の言葉が室内電話を通じて通
訳された。