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記事入力 : 2008/11/27 16:59:52
「火病」に苦しむ韓国人、長生きするには
酒癖の悪い夫のために20年間も耐え続けてきたキム・ミジョンさん(仮名)は最近、激しい体の痛
みに悩まされている。昔に戻ってその悔しい思いを取り消すことはできないため、怒りはさらに込み
上げてきた。
EBSテレビの番組『名医』は28日夜9時50分から、延世大医学部の閔聖吉(ミン・ソンギル)教授を
ゲストに迎え、「怒りを抑えてかかる病気‐火病」を取り上げる。
火病についての体系的な研究が始まったのは1970年代後半からだ。米国精神科協会が96年、火病を
「韓国人だけに現れる特異な現象であり、一種の精神疾患と考えられる」と認め、「文化結合症候群
」のリストに登載した。韓国で自ら命を絶つ人は1日平均で34人に上るが、これは火病がいかに深刻
な疾患になり得るかを示すものだ。
閔教授は「火病は女性、特に中年以降の女性に多く現れる疾患だ。夫との対立、嫁ぎ先の家族など
との対立、金銭問題などが、女性たちに不安感を抱かせ火病を発症させる最大の原因だ」と指摘した。
また、火病を治すために最も大事なことは「話を聞くこと」だ、と閔教授は指摘した。「患者たち
の相談に乗り、話を聞いた後に体温を測ると、1度以上下がっている。相手の話を聞いてあげるだけ
でも怒りやストレスを鎮められるということを意味している」と説明している。
ソン・ヘジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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