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【北京＝佐伯聡士】中国の国営新華社通信は２４日、地元紙の報道として、
中国の家電販売大手「国美電器」主席で大富豪の黄光裕氏（３９）が株価
違法操作の疑いで警察当局の調べを受けている、と伝えた。黄氏は、個人
資産４３０億元（約６０２０億円）を保有し、２００８年版の中国富豪
番付では３度目のトップとなった。
経済発展に伴い富裕層が急増する中国では、不正行為を重ねる「問題
富豪」の存在が目立っている。貧富の格差が拡大する中、腐敗対策で
“一罰百戒”的な効果を狙った可能性がある。
中国紙によると、黄氏は１７歳の時に、広東省の農村から北京に来て
商売を始め、大富豪にのし上がった立志伝中の人物とされる。今回の
容疑の詳細は明らかではないが、昨夏、関連企業の株価を不正操作し、
巨額の利益を得た疑いという。
（2008年11月25日 読売新聞）
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