08/11/25 10:28:20
韓国人が日本を旅する際に使うガイドブックを読んでいたところ、本場の日本人である私も知らない
単語が出てきて驚いた。宿泊施設の項、ビジネスホテルやカプセルホテルよりも先に、「韓人民泊
(ハニンミンバク)」なるものが真っ先に紹介されているのである。
韓国では『地球の歩き方』に相当するメジャーなガイドブック、『100倍楽しむ』シリーズの東京編に
よると、韓人民泊は主に韓国人が経営する宿泊施設であり、新大久保などの韓国人街に多く存在
するそう。
客室はおおむねドミトリー(相部屋)となっており、お風呂やキッチンは共用。宿泊費は1泊およそ
2500円~3500円とのことで、これだけ見ると低価格が魅力の、普通のゲストハウスと大差ないように
思える。
ところで私の経験から話をすれば、一般ゲストハウスは意外と日本人客が多い。国際交流を期待
して宿泊しても、外国人に出会えずがっかりすることも多かった。だがこの韓人民泊なら、韓国人に
囲まれ密度の濃い体験ができる違いない。
なぜなら、『100倍楽しむ』に出ている韓人民泊の名を日本の検索サイトに打ち込んでみても、ほとんど
情報が現れないからだ。日本向けには広報していないのだろう。
ここでなら、初来日のウブな韓国人と触れ合えるかもしれない。早速、ハングルで書かれたガイドブック
を見ながら予約することに。
韓国のテレビでも紹介されたことがあるというC民泊は、宿泊数日前に電話したところ、すでに予約で
一杯。なかなか繁盛しているようだ。どのような宿泊客が多いのか聞いてみたところ、「大半は韓国人の
ビジネスマンや留学生で、次にマレーシアなど東南アジアからのお客さんが多いです。日本人も時々
泊まりますね」と答えてくれた。
次に電話したS民泊は、1日だけなら宿泊できるとのことで、さっそく予約をお願いする。「日本人がなぜ
ウチを知っているのか」と逆に質問されるほどで、否応なしに期待は高まる。
当日、ガイドブックに書かれた地図を見ながらS民泊とおぼしき場所に行ってみるが、それらしき看板
はまったく見つからない。再び電話すると主人のおばさんが現れ、やはり看板のない10階建てマンション
の一室に案内してくれた。
そこはダイニングキッチンを中心に、ユニットバスと和室2つがある、一般的な2DKの住まいだ。設備は
新しくないが、日当たりは良く不衛生ということはない。
ソース:エキサイト
URLリンク(excite.co.jp)
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