08/11/22 23:11:53 FNGTVEro
>>545
>>558
で、この話とも関連したことなんだけど、近頃亡くなったマイクル・クライトンの小説「ライジング・サン」を読んだかな？
あの話の中で、殺人事件の犯人を追ってる主人公の刑事（滞日経験のある、知日派アメリカ人）が、日本から
来た女子留学生と話をしてる場面で、その留学生が「日本人は世界で一番差別主義的です」と発言し、
その後で刑事が「日本に住もうかと考えたこともあった。でもだめだった。俺がアメリカ人であることを忘れても、
日本は俺がアメリカ人であることを絶対に忘れさせてくれない」とつぶやく場面があった。（おおむね意訳）
これは、クライトンは本当に目の付けどころがいいなと思わせられる場面だったね。というのは、日本人は「世界で
一番外国人を区別する」国だということ。世界では白人が一番格が高くて、黒人や黄人その他は時と所によって
格が上下するが、日本人にとってはそんな世界のランキングなんぞ知ったこっちゃない。
日本人＞＞＞＞壁＞＞＞＞＞他
だから。そのため、白人は口にこそ出さねど、白人である自分がアジアの国に来たのに思ったほど優遇されない
ことに、内心違和感を感じることがあるという。少なくとも俺の知り合った白人に突っ込んだら、そう白状した。
だから、自国で差別されて日本にやってきた民族が、おそるおそる「あの、私は○○人なんですが……」と告白しても、
日本人は「？？あっそう？それで？」で終わってしまう。日本人にとっては、日本の慣習と秩序に従う外国人こそが
「良い外国人」で、そうでなければ「悪い外国人」。そういう分類法を採る民族は、世界広しといえども日本の他に
そうそうない。