08/11/22 19:11:12
韓国:中高の運動選手8割が暴力被害、性的被害も6割
【ソウル西脇真一】韓国の中学・高校で、スポーツ選手の78.8%が、指導者や先輩から言葉や
身体的な暴力を受けた経験のあることが、国家人権委員会の調査で分かった。言葉によるセクハラ
や性的被害も63.8%が経験。韓国は今夏の北京五輪で過去最多の金メダル13個を獲得、総合
で日本を上回る世界7位の実力を示したが、その陰で生徒の深刻な被害実態が浮かんだ。
同委員会が5~11月、中高校の選手1139人を対象に調査。
暴力被害では「成績や練習態度が悪い」と殴られた選手が49.3%。暴力被害にあった選手中、
半数以上が「スポーツをやめたい」と回答。性的被害も深刻で「暴行された」も1.1%(12件)
あった。また、授業時間は試合がない時でも1日平均4.4時間と一般の生徒より少なく、人権委
は学習権の侵害も問題視した。
受験戦争の厳しい韓国は、成長とともに「スポーツ」と「勉強」の区分が日本より明確で、被害
を受けてもスポーツを続けるために泣き寝入りするケースが多い。人権委は海外では運用されている
スポーツ選手のための「人権ガイドライン」を制定することなどを今後の課題に挙げた。
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