08/11/21 10:23:01
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急激な円高・ウォン安を背景に、福岡市・博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船の韓国人
利用者が激減し、今月は前年の半分程度に落ち込む見通しとなった。このまま客足が
回復しなければ、「ビートル」を運航するＪＲ九州高速船（福岡市）の２００９年３月期決算
は、３期ぶりの赤字となる可能性も出てきた。
「ビートル」と、未来高速（釜山市）が運航する「コビー」の韓国人利用者は近年、増加
傾向にあり、昨年度は過去最高の３５万７５００人を記録して全体の５９％を占めた。
しかし、最近のウォン安傾向に歯止めがかからず、今年４月に１００ウォン＝１０円程度
だったレートが、今月はほぼ７円台から６円台で推移している。こうした為替動向を反映し、
韓国人利用者は６月から前年割れが始まり、９月は２５％減、１０月も１８％減と低迷
している。
一方、韓国に出かける日本人利用者は前年実績と比べ一進一退を繰り返していたが、
今月は円高もあって２割近く伸びている。ただ、韓国人客の落ち込みをカバーするには
至っていない。
現在の予約状況などから１２月も「韓国人客の回復の見込みは薄い」（営業部）。このため
親会社であるＪＲ九州の石原進社長も「（黒字を維持するには）経営的に相当努力しないと
いけない」と厳しい見方をしている。
ソース：読売新聞（九州地域版）
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