08/11/16 22:01:49
URLリンク(news.joins.com)
2004年、ソウル大の朴淳雄(パク・スンウン)教授研究チームは「韓国の大気汚染物質(1994-98
年)の半分近くは中国から飛来したものだ」という内容の論文を発表した。 研究チームは「国内生態
系が受けた被害の3分の2が中国から飛んできた汚染物質のため」と主張した。
2005年、西海(ソヘ、黄海)白リョン島(ぺクリョンド)と済州道(チェジュド)海上に数百キロにわたって
続いた褐色雲帯が現れ始めた。ソウル大の孫炳柱(ソン・ビョンジュ)大気科学科教授は「衛星写真を
見れば、中国から莫大な量の汚染粒子が韓国に飛んでくるのが確認できる。春や秋に霧が頻繁にか
かるのも褐色雲の影響」と述べた。
気候変化の主犯として注目される中国発‘大気褐色雲’の危険地域にソウルが含まれる、という分析
が出てきた。国連環境計画(UNEP)は13日(現地時間)、アジア地域内の褐色雲の危険性に関する
報告書を出し、「ソウルは大きな被害を受けている13大都市の一つ」と警告した。
この報告書は「褐色雲によりソウル・北京・ニューデリー・カラチなど13大都市の大気でばい煙が急増
している」と主張した。
UNEPはまた、空を覆う褐色雲によって日照量が減り、韓国・中国・日本の3カ国でコメ・小麦・豆・とう
もろこしなど4大農作物の収穫量が大幅に減った、と明らかにした。 これに伴い年間50億ドル以上
の被害が3カ国で発生していると推定される、とUNEPは説明した。
◆褐色雲が健康脅かす=UNEPは「褐色雲の拡散で大気中のばい煙が増え、呼吸器・心臓疾患な
どで死亡する韓国・中国・日本国内の死亡率が増えている」と指摘した。
中国東部地域で形成された褐色雲は急速に広がり、インドと東アジアはもちろん、中東・アフリカ・南
米まで到達する。UNEPは「褐色雲は3-4日間で大陸を移るほど速く動く」と説明した。今回の研究
は、中国発褐色雲の危険に警戒心を抱いたスウェーデン・イタリア・米国などの主導で実施され、韓
国も参加した。
◆大気褐色雲(Atmospheric Brown Cloud)=石油・石炭など化石燃料を燃やした際に発生す
るばい煙、自動車の排気ガスなどで形成される。中国では黄砂やばい煙・排気ガスなどによって巨大
な褐色雲が生成されているという。この新しい環境汚染の主犯が「褐色雲」と呼ばれるのは、日光を
吸収し、肉眼で見ると全体的に暗く見えるからだ。
ソース:中央日報<「中国発の褐色雲、ソウルの空まで」 黄砂+排気ガスの巨大雲が拡散>
URLリンク(japanese.joins.com)
関連スレ:【韓国】大気汚染:北京・上海・ソウルなど13都市が危険地帯=国連報告 [11/15]
スレリンク(news4plus板)