【毎日新聞】特集ワイド:作家の石川好さん、「移民に国を開こう」★2[11/14]at NEWS4PLUS
【毎日新聞】特集ワイド:作家の石川好さん、「移民に国を開こう」★2[11/14] - 暇つぶし2ch1:依頼455@芝蘭φ ★
08/11/16 18:08:45
「運も実力のうちという言葉があるでしょ」
石川好さん(61)はひょうひょうとした口調で話し始めた。44代米大統領に選ばれた民主党のバラク・オバマ
上院議員のことだ。

「彼の演説を聞いたけど、極めて慎重だね。持つ者と持たざる者、黒人と白人の間の壁を乗り越えよう、
変革しようと言うが、1960年代のようにぶっ壊せとは言わない。『リベラル』とのレッテルを張られることなく
選挙戦を終えた。たいしたものだ」

(中略) >>2以降で

■石川さんは、中国を頻繁に訪れている。
「中国と日本は世界で一番多くの米国債とドルを保有している。総理が中国に行って、日中で金融危機を
救う枠組みを作ろうと提案してもよかったのに。政治のせいだよ。例えば中川昭一財務・金融担当相は中国嫌い。
日米にネットワークがないからどうしていいか分からないんだ」

中国要人は毎日、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長やポールソン財務長官と電話しているという。

「日本単独では何を言っても、米国は耳を傾けてくれない。それなのに、日本はアジアとの連携ができていない。
いらいらするよ」

石川さんの言葉の根底にあるのは、保守化する日本という国に対する不信感である。

「そもそも日本には欧米でいうところの『保守』なんてない。戦後の一時期、日本を席巻した進歩主義は、重苦しい
軍国主義の反動にすぎなかった。そしていまの日本はそれに対する反動で生まれた『保守』であり、伝統的な
価値観に基づいたものではない」

安倍晋三元首相は「美しい国」といい、麻生太郎首相は「とてつもない日本」を書いた。何かあれば、政治家は
「日本の伝統に帰れ」という。石川さんはあきらめたように言葉をついだ。

「米国にはこれこそよき米国人という定型がある。例えばオネスト・ジョン。働き者で家族を大切にして、休みには
公民館でボランティア活動する、みたいな。英国には紳士淑女という言葉がある。どういう生活をして、いかに行動
するかという共通したイメージがある。でも、よき日本人って何? 伝統回帰といってもいつの時代の伝統に帰るわけ? 
平安、室町、明治、全く違った国なんだから。日本は風任せ。時代みながら諸外国に反応して生きてきただけなんだ」

■米国と共に日本も沈んでいくのだろうか。
石川さんが「米国が地盤沈下しているかどうかは、力の定義による」という。
例えば、米国は世界一の軍事力を持つ。でも世界中の国がゲリラ戦しかやらない戦略に変えたため、あまり意味を
持たなくなった。抑止力にもならないことは北朝鮮とイランを見れば分かる。経済力はうそと分かった。よその国は
テレビを作って売る実体経済だが、米国は金融商品というインチキ商品を売っていた。米国が持っていたのは経済力
ではなく借金力。それを支えていたのが人的資産だ。

「米国は大学の実力だけは衰えていない。世界中の人がハーバード大やマサチューセッツ工科大に行きたいと
思っている。米国の強さはそれにつきる」

米国の人口は3億人を超えてなお増え続けている。移民が摩擦熱を出す。そこにエネルギーが発生する。
その対極にある日本の人口は減少に転じている。

「新しい血が入らず息切れしている。生物学的だけでなく、社会、政治の指導者たちも同じ血ばかり。醜悪だよね。
米国より先に死ぬのは日本だよ」

だからこそ、日本は時間をかけて移民を受け入れるべきだと石川さんは考えている。看護師にビザを与えるというような
レベルではなく、永住権を与える移民枠を作って年5万人ほど入国させるという構想だ。

「そうしなければ、今世紀半ばには東京三つ分の人口がいなくなるんだよ。いまの高校生が還暦になるときは毎日が葬式。
香典代が一番の出費、『斎場が足りないから1カ月、遺体を冷凍庫に入れておいてください』という時代がそのうち来るよ」
【國枝すみれ】

ソース:毎日新聞 特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか ◇移民に国を開こう--石川好さん(61)
URLリンク(mainichi.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch