08/11/16 01:18:26
北朝鮮、中国人の陸路観光を遮断
鉄道旅行は中断し、航空便のみ許可
フィナンシャルタイムズ紙「中国、中朝国境付近に兵力を集結」
北朝鮮が先月中旬から中国人の陸路観光を事実上遮断していることが分かった。また北朝鮮籍の華僑
や中国滞在の北朝鮮人たちの列車を利用した国境を越えも、身分確認のチェックが厳しくなったと北朝鮮
の新義州に隣接する中国遼寧省丹東の消息筋が13日伝えた。
丹東K旅行会社の関係者は同日、「10月中旬以降、中国人の北朝鮮観光は北京と遼寧省瀋陽からの航空
便でのみ可能である」と語った。北朝鮮の羅津先鋒と隣接する吉林省琿春も先月から北朝鮮への列車の旅
が中断された。琿春の旅行中止は北朝鮮が毎年割り当てられている観光客割当が取り消されたことが原因
だという。しかし丹東の旅行業界関係者は「丹東はまだ割当が残っているにもかかわらず、北朝鮮が航空
便だけ許可しているのはかなり異例のこと」と話した。
北朝鮮を出入りする丹東の貿易業者も北朝鮮当局の監督が強化され、北朝鮮で積んで行く物資を北朝鮮
内で移動させるのに苦労している。北朝鮮との最大の貿易窓口である丹東の税関は昨年12月20日から1月
初めまでにドアを閉めたが、今年はこれよりも10日速い12月10日頃の税関を閉鎖することが分かった。
航空便を利用した中国人の北朝鮮観光も12月10日から中断される可能性が高いことが分かった。
中国の北朝鮮消息筋は「今回の措置が何なのか、北朝鮮当局の説明を聞いたことができなかった」と
しながらも、金正日総書記の健康状態の悪化や北朝鮮内部の状況の変化などとが関係しているとの観測を
打ち出している。
一方、英フィナンシャルタイムズ(FT)は、金正日総書記の健康問題への懸念が高まるにつれ、中国が
北朝鮮の急変事態に備えて国境地帯に軍の兵力を増強配置していると13日報じた。
FTは、米国政府の役人たちを引用し、「中国が国境地帯の兵力を増やしたのは、北朝鮮内の情勢不安や
体制崩壊に伴う大規模な難民の流入の可能性を事前に遮断するための措置であることは明白だ」と伝えた。
これに対し、秦剛中国外務省報道官は同日の定例会見で、「中朝間には変化をもたらすいかなる異常な兆候
もない」と語った。
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