【幕僚長論文】「過去の歴史認識」問題の進展を恐れ解任という安易な決着―村山談話そのものにも問題が内在するのでは-伊勢新聞[11/10]at NEWS4PLUS
【幕僚長論文】「過去の歴史認識」問題の進展を恐れ解任という安易な決着―村山談話そのものにも問題が内在するのでは-伊勢新聞[11/10] - 暇つぶし2ch1:依頼297@芝蘭φ ★
08/11/13 01:30:16
〝舌禍〟という言葉がある。政治家や官界財界の要職にある人が不謹慎な発言などをして責任を問われる
ことを指している。「口は災いのもと」ということである。航空自衛隊トップの田母神俊雄・航空幕僚長(60)が
日本の過去の戦争をめぐって「わが国が侵略国家だったというのはぬれぎぬだ」と主張する論文を執筆して
クビになったのは、まさしく舌禍の名に値しよう。わが国の行った過去の戦争については、社会党政権の村
山内閣のとき植民地支配と侵略によって「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」との村山首相
談話を閣議決定し、以後の内閣はいずれもこの趣旨を受け継いできた。麻生首相も継承する考えを表明し
ている。

しかし、戦力部隊を指揮する立場の制服組の高官が、日本は過去の戦争で侵略行為はしていなかったとし、
これまでの政府見解を公然と否定したのだから麻生政権としては放置できなかった。文民統制(シビリアン
コントロール)の観点からも見逃しできないとして浜田防衛相は麻生首相の了解を得て問題の所在を知った
10月31日、直ちに田母神氏の更迭を決め即日発令した。「政府見解と明らかに異なる意見を公にすること
は、空幕長として不適切」というのがその理由である。問題になった論文は、ホテルチェーンなどを展開する
アパグループが主催する第1回「真の近現代史観」懸賞論文に応募して最優秀賞に選ばれたもので、同社
が31日、ホームページで公表したことで投稿の事実が明るみに出た。問題になったのは日中戦争のくだり
で、論文は日中戦争について、「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」と主張、旧満
州、朝鮮半島での日本の植民地支配についても「現地の人々は圧政から解放され、生活水準も格段に向
上した」と賛美している。論文はさらに、日本の安全保障全般にも触れ、「いまのままでは集団的自衛権も行
使できない。武器使用も制約が多く、攻撃的兵器の保有も禁止されている。その原因は東京裁判にある。
そのマインドコントロールから解放されない限りわが国の自衛の道は閉ざされたままになる」と警鐘を鳴らし
ている。

村山談話については、一種の〝自虐史観〟だとの批判も強い。つまり、大東亜戦争が侵略戦争だったとの
認識が出発点になっているが、論文は「私たちは、多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価している
ことを認識しておく必要がある」と指摘し、日米戦争についても、「日本を戦争に引きずり込むために米国が
慎重に仕掛けたワナであった」と述べている。こういったことのすべてが麻生政権にとって好ましくないと見な
されたのであろう。実は麻生氏にとっては、今回の田母神氏の見解には同調すべき点もなきにしもあらずな
のだが、政権は今、テロ対策特別措置法の改正案について早期成立を目指して国会審議を急いでいる。そう
した時にこんな問題で野党との間で無用な摩擦を引き起こしたくはない。首相が早期更迭を防衛相に指示し
たのはそうした意味合いがあった。もっとも、野党の民主党は「これで政府・自民党を攻撃する材料が見つか
った」と本人のみならず、首相や防衛相の任命責任にまで言及して攻撃する方針だ。

(中略) >>2以降に

しかし、こうした問題が折にふれて起こるのは、村山談話そのものに問題が内在するためではなかったのか。
この談話の精神こそ、かの悪名高い〝東京裁判史観〟そのものだと思われるのだ。この東京裁判史観につ
いては今日各方面から批判の声が上がっている。なぜなら、この史観によって組み入れられた首相談話は
さまざまな形で各国に利用され、ことあるごとに外交上のカードに利用されてきたからである。そうしたことに
触れることを避けて、「閣議決定だから」の一点張りであらゆる批判を無視するのはどうかと思われる。この
態度は、「集団的自衛権の行使は憲法違反」とかたくなに主張する態度と一脈通じている。
思いなおす時ではないだろうか。(伊勢新聞社東京支社嘱託・河本 弘)

ソース:伊勢新聞 「解任で一件落着か ―  幕僚長論文は問題だが」
URLリンク(www.isenp.co.jp)


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