08/11/12 01:40:01
川崎重工は、現代建設(韓国)から蒸気タービンを主機関とした蒸気タービン発電設備を
受注しました。
当設備の発電出力は48.3MWで、発電所建設一式をフルターンキー方式で請け負う
現代建設に対して当該設備を供給します。
今回当社が受注したのは、現代建設が大韓住宅公社(Korea National Housing
Corporation)からフルターンキー方式で建設契約を締結した「Daejeon Southwest
Mass Energy Facility Project(韓国/大田市)」向けの蒸気タービン発電設備で、
LNG 焚きボイラーで発生させた蒸気を利用して48.3MWの発電が可能な設備です。
当設備は現代建設へ2009年12月に納入予定で、現代建設が発電所工事を完了した
後に現地試運転を経て最終顧客である大韓住宅公社に2010年12月に引渡される予定
です。
現代建設が建設する当発電所は、新しく建設される新興住宅地向けに熱および電力を
供給する設備で、電力と併せて蒸気を利用した韓国独特の暖房設備であるオンドル用
を主に、またシャワー等の温水の熱源用に蒸気を供給します。
昨今の世界的な原油高および環境・エネルギー問題に対する意識の高まりを背景に、
韓国政府は省エネルギー、温室効果ガスおよび大気汚染物質の低減を目的として、
都市部を中心に天然ガスを利用した地域熱電併給事業を長期計画で推進しており、
本プロジェクトもその一つとして大韓住宅公社が事業化するものです。
今回の受注は、当社製蒸気タービンの優れた性能やライフサイクルコスト、川崎重工
グループの高い技術力と海外を含めた豊富な納入実績や経済性等が総合的に評価
されたものです。
当社は今後とも、需要の拡大が期待される分散型発電システムの受注・拡販に取り組み、
エネルギー・環境ビジネスの拡充を図っていきます。
以上
ソース:NIKKEI NET
URLリンク(release.nikkei.co.jp)