08/11/09 01:57:42
[記者手帳] 韓国銀行の「いらいら」
「韓国銀行が競争入札方式のスワップ取引を通じてドルを供給すると言うのに、国内の銀行は
恩恵をうけられないでいます。」
某銀行の資金担当者は韓銀に対しいっぱい角が出ていた。彼は「韓銀が供給されたドルの約半分
が外資系銀行に流れており、最近の入札では1つの外資系銀行の支店が大部分を持って行った」と
語った。当局の説明と違い、国内銀行の外貨資金事情はさほど良くならなかったと言うのだ。
最初の手当は外資系銀行を支援の対象から除外しなければならなかったと不満を漏らした。
韓銀に支準口座(支給準備口座)を保有している外国為替銀行の場合は競争入札に参加することが
できる。しかし金利のガイドラインがあまりにも高く、国内の銀行が簡単に参加するのは難しいと
いう。最近の入札で韓銀が提示した金利はリボ(Libor=ロンドンの銀行間の金利)の7.5%程度を
加えた水準で、造船会社の先物為替の売りなどで歪められた市場をそのまま反映した。
「銀行が輸出業者に貸し出す時は加算金利に3.0%程度足しなのに、韓銀が提示した金利でドルを
受け取った場合は、逆マージンを見るしかないです」 彼の声はなかなか下がらなかった。
しかし韓銀もへいそくしているのは同じだという表情だ。金利を高く提示することは銀行が外貨
流動性をまともに管理することができなかったことに対する「ペナルティー」の性格が入ったという
ことだ。また外資系銀行の国内支店は、本部からの資金の輸血を受けることができずにドアを閉じた
場合、その影響も容易ではないと説明した。
韓銀は金融市場の安定の為に、銀行は生活の為に力を注いでいる。目指すところが異なってみると、
ややもすると不信感を積もることになる。だからといって「韓銀は自分が銀行ではないと勘違いして
いる」とか、「事故を起こした銀行が急に韓銀だけ眺める」というような相互批判はひとまず隅に
置かなければならないようだ。金融市場や参加者たちが決して余裕などないからだ。
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