08/11/05 22:25:09
現存する世界最古の金属活字本である「直指心體要節」(以下直指)が10万ウォン札裏の図案に採択されるか。
清州市が直誌を10万ウォン券裏の図案採択のために率先して乗りだし、成功するかに興味が集まっている。市は6
日、韓国銀行発券局を訪問して来年発行予定である10万ウォン券の裏図案に直誌を使って欲しいと正式に要請する
事にした。最初10万ウォン券紙幣裏の図案の素材に選定された金正浩（キム・ジョンホ）の「大東輿地図」木版本に独
島（日本名：竹島）が表記されていないことが問題になり、差し替えが検討されている状況で積極的な建議と広報を通
じて直誌が裏図案に取り替えられるようにするという考えだ。
1377年清州興徳寺で印刷された直誌は上下巻のうち、現在下巻だけフランスに保存されており、2001年世界記録遺
産に登載された私たちの代表的文化遺産だ。ヨーロッパ初の金属活字本で1455年に印刷されたドイツのグーテンベ
ルク聖書より78年も先に製作されたという点で、世界水準に上がった私たちの先祖の印刷文化の優秀性を立証してく
れる文化資産であるだけに、高額紙幣の図案になる資格が十分だ、というのが市の考えだ。
市は10万ウォン紙幣の図案に採択されれば、直誌が自然に国内国外に広報されるだけでなく、直誌を発行した清州
もその影響で「文化芸術の都市」として知らせることができると見ている。直誌の10万ウォン紙幣図案採択のために市
が乗り出したのは今回が初めてではない。5万ウォンと10万ウォン券など高額紙幣発行の計画が確定すると、裏の図
案採択をめぐって、いろいろな世論がでていた去年7月にも市は青瓦台と財政経済部、韓国銀行などに建議文を送っ
て直誌を高額券図案に使ってほしいと要請したが、志を果たすことができなかった。
市関係者は「先祖の優秀性を世界的に知らせた私たちの大事な文化遺産である直誌は、どんな遺産よりも高額券の
図案の素材になる資格を持っている。政府と韓国銀行など高額券発行関連機関を相手に直誌が10万ウォン紙幣の図
案として使われるように積極的な広報に出る」と述べた。
韓国銀行関係者はこれと関連「10万ウォン紙幣の図案については答えられない」と慎重な姿勢を示した。
ソース：毎日経済(韓国語) '直指'10万ウォン券裏打ち図案採択されるか
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